異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

読書(ホラー/ファンタジー)

<シミルボン>再投稿 『盗まれた細菌/初めての飛行機』ウェルズ

ランキング参加中読書~SFの父ウェルズの多才な顔を伝えてくれるバラエティに富んだ短篇集~ 盗まれた細菌/初めての飛行機 (光文社古典新訳文庫)作者:ウェルズ光文社Amazon 時間旅行、火星人による侵略、人造生物などなど現在のSFへいまだに大きな影響を与…

<シミルボン>再投稿 『洋梨形の男』ジョージ・R・R・マーティン

ランキング参加中読書~人気作家による抜群のリーダビリティを誇る傑作集~ 洋梨形の男 (奇想コレクション)作者:ジョージ・R・R・マーティン河出書房新社Amazon 今や≪ゲーム・オブ・スローンズ≫の原作者といった方が通りやすいのではないかと思われるジョ…

2023年11月に読んだ本とオンラインで聞いたイベント

ランキング参加中読書 低調が続いております。 ◆『流れよわが涙、と警官は言った』フィリップ・K・ディック流れよわが涙、と警官は言った作者:フィリップ K ディック,友枝 康子早川書房Amazon 長ーいこと積んであった課題本(の一つ)を読了。近未来社会でL…

丸屋九兵衛さんオンラインイベント2023年秋は<万物評論家の秋:文化祭は補習天国!>

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 さて丸屋九兵衛さんオンラインイベントは秋も目白押し!! ということで2023年秋は<万物評論家の秋:文化祭は補習天国!>、ということで9/29ー11/3にかけて、怒涛の6イベントが続く(もちろん11/30までディレイ…

2023年10月に読んだ本とオンラインで聞いたイベント

ランキング参加中読書 今月も量はもう一つですなあ。 ◆『エデンの黒い牙』ジャック・ウィリアムスン エデンの黒い牙 (創元推理文庫)作者:ジャック ウィリアムスン東京創元社Amazon 人狼伝説をベースにし、人類史の影に隠れた闇の一族の秘密をめぐる攻防が描…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第8回『千の脚を持つ男 怪物ホラー傑作選』

ランキング参加中読書千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)東京創元社Amazon~海からやってくるものたちに気をつけろ!~ The Monster Bookという英題もついている、中村融編の怪物アンソロジー。当然面白くないわけがない。あとがきも心なしかお…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第7回『 天来の美酒/消えちゃった』コッパード

ランキング参加中読書天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)作者:アルフレッド・エドガー コッパード光文社Amazon~一度はまると癖になる、ユニークな短篇作家の幻想短篇集~ 1878年イングランド生まれの幻想文学作家の短篇集。貧しい生活の中で様々…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第5回『金剛石のレンズ』フィッツ・ジェイムス・オブライエン

ランキング参加中読書~19世紀生まれの先駆的作家による傑作短篇集~ 以前はサンリオSF文庫で刊行されていた知る人ぞ知る名短篇集の復刊。とはいえ再刊されるまで本書のことはあまりよく知らず、19世紀中頃の早世した作家であることもこの本を通じて知った。…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第4回『エステルハージ博士の事件簿 』アヴラム・デイヴィッドスン

ランキング参加中読書~異能作家のなんとも不思議な傑作~ なんとも不思議な本なのである。 19世紀と20世紀の変り目の東欧、架空の小国スキタイ=パンノニア=トランスバルカニア三重帝国が舞台。 多岐に渡る分野の博士号を有する上に(なぜか)私兵を雇う資格…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」第1回異色作家短篇集ベスト

ランキング参加中読書 さて<シミルボン>に投稿した書評の再投稿ですが、今回からもう一つ連載形式にした「奇妙な味を求めて」の方に入ります。 第1回として異色作家短篇集の自分なりの楽しみ方を自己紹介のようなつもりで書いて、その後は異色作家短篇集好…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第13回 『70年代ロックとアメリカの風景 音楽で闘うということ 』長澤唯史

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書70年代ロックとアメリカの風景: 音楽で闘うということ (椙山女学園大学研究叢書 49)作者:長澤唯史小鳥遊書房Amazon~これまでの70年代ロックのイメージを一新する、優れた評論~ ロックの絶頂期はいつなのか?と問…

2023年9月に読んだ本と参加した読書イベント

ランキング参加中読書 諸般の事情(?)で初めて『指輪物語』を読み始める。とりあえず1-4巻を読了。さすがに映画「ロード・オブ・ザ・リング」(と「ホビット」)を観ていたので、設定やキャラクターとだいたいの流れを思い出しながら、割とすんなり読めて…

2023年8月に読んだ本と怪奇幻想読書会(ポー)

ランキング参加中読書 今月も低調(悲)。 『幻の女』ウィリアム・アイリッシュ 幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:ウイリアム アイリッシュ早川書房Amazon ミステリのオールタイムベストに挙げられる作品。予備知識があまりないままにタイトル…

シミルボン、サービス終了

ご縁があり、開始当初から利用していたシミルボンが今年10月1日24時で終了するとのこと。 https://shimirubon.jp/columns/1711228 うーむ残念。 第3回シミルボンコラム大賞もいただいたりして、単なる読書好きながら、非常にモチベーションを高めてくれる読…

2023年6月に読んだ本

ランキング参加中読書 うーんあまり読めなかったなー。 ◆『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ 原題はManual del caníbal。帯に"アルゼンチン・ノワール"のワードもあり、強烈な冒頭から始まる。ただし、いわゆるノワールっぽいパートは終盤で、…

2023年3月に読んだ本、と怪奇幻想読書会

◆『輝く断片』シオドア・スタージョン 再読。 「取り替え子」 遺産相続のため、赤ん坊の世話をして家庭的なところを親戚に見せなくてはいけない夫婦。偶然現れた赤ん坊はで、というコメディ。切れの良い会話が楽しい一作。 「ミドリザルとの情事」 冒頭いき…

2023年2月に読んだ本、参加した読書イベント

ランキング参加中読書←よくわからないけど参加してみることにしました ◆『澁澤龍彦訳 幻想怪奇短篇集』 『怪奇小説傑作集4』(以下『怪奇集4』)の収録作と『ふらんす怪談』が合わさった本らしく、再編集本といった感じなのかな。『怪奇集4』の方は既読なの…

2022年のBillboard年間ベスト100を観た

ランキング参加中音楽 昨年から年末はNHK-BSのアメリカン・ミュージック・アワード観たり(今はK-POP部門があるのね、凄いなあ)、BSベストヒットUSAの年末特番やTVKのBillboard年間ベスト100を観たりしてる。 www.nhk.jp www.bs-asahi.co.jp www.tvk-yokoha…

2022年ベストブック

ベストブックを昨年から選ぶようにしたけど、いきなりつまずいて、なかなか読書がはかどらず。特に今年は新刊を積んでばかりという有様。 まあ自分でもまとめとして整理できるので今年もやるか。 ◎新刊 ・『血を分けた子ども』オクテイヴィア・E・バトラー …

2022年12月に読んだ本

◆『二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件』ピーター・レフコート メジャーリーグの二遊間で恋が芽生えるという話だが、ややゆったりした序盤から、後半の加速していく展開がお見事。やるせないユーモアが漂うも企画もの的な安易さはなく、ドレフュス事件と符…

2022年12月に読んだ本

◆『二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件』ピーター・レフコート メジャーリーグの二遊間で恋が芽生えるという話だが、ややゆったりした序盤から、後半の加速していく展開がお見事。やるせないユーモアが漂うも企画もの的な安易さはなく、ドレフュス事件と符…

2022年10月に読んだ本や観た映画に行った美術展

本や映画の消化が低調なのでまとめて(体調が悪いとかではないのですが、この状況はしばらく続きそう。 まずは本から。 ◆『ドラゴンになった青年』ゴードン・R・ディクスン 実験の失敗からドラゴンの住む世界に飛ばされてしまった恋人を追ったら、そこでドラ…

2022年7月に読んだ本とSFセミナーとジュンク堂トークショー(バトラー)

◆『ベースボール・イズ・ミュージック! 音楽からはじまるメジャーリーグ入門』オカモト"MOBY"タクヤ 面白かったので、久々にシミルボンに投稿しました。 shimirubon.jphttps://shimirubon.jp/reviews/1708419 なんとなく積んでいた宇宙SFも読んでる。 ◆『ス…

中野善夫「英米幻想文学への招待」を聴いた

ランキング参加中読書NHK文化センター青山教室のオンライン講座「英米幻想文学への招待」全3回を聴いた。 元々オンラインでもなかなか定時の講座を聴くのは難しいのだが、ディレイ視聴可能で、講師はお話もさせていただいたことのある中野善夫さんということ…

2022年6月に読んだ本

ジェイムズ・アラン・ガードナーをまとめて読んだりしてました(まとめ読みはあまりしないので珍しく。ただまあ大した分量ではありませんな(苦笑)。 『プラネットハザードー惑星探査員帰還せず』(上・下)ジェイムズ・アラン・ガードナー 原題Expendable…

2022年5月に読んだ本・漫画、鎌倉文学館

◆『羅陵王』佐藤史生 去年創元から出た『SFマンガ傑作選』(福井健太編)で遅ればせながら初めて読んで、ユニークかつ面白かったのと、twitterで言及されていて興味を持ったので買って読んでみた。どの作品も性差の難しい問題を繊細にくみとっているSF/ファ…

2022年4月に読んだ本と参加した読書イベント

◆『九(ここの)』岩田宏 ブラッドベリなどの翻訳で名高い小笠原豊樹(の方が本名らしい)、小説家・詩人として名である岩田宏によるオムニバス型の長編。プロローグから推測するに、終戦から20年ほど、1960年代半ばくらいが舞台。鎌倉の空き家に一人暮らしを…

2022年3月に読んだ本と100分で名著ポー・スペシャル

◆『ニュー・ゴシック―ポーの末裔たち』鈴木晶・森田義信編訳 1992年刊行の日本で編訳された本。「偉大なアメリカ小説(グレート・アメリカン・ノヴェル」の伝統から長編を中心としてきたアメリカ文学の歴史が、1960年代以降変質して短編小説が大きな潮流とな…

2022年2月に読んだ本

諸般の事情でまた低調気味。 まあ仕方ありませんな ◆『HHhH』ローラン・ビネ 実際にあった、ナチス高官ハイドリヒ襲撃事件を題材にした小説。とはいえ通常の歴史小説とはやや趣が異なり、語り手が事件の取材を進めていく過程と実在の人物の歩みが重なるユニ…

2022年1月に読んだ本と聴いたトークイベント

古い雑誌ばかり読んでましたね。 あとちょうど先ほどオンラインイベントを聞いたのでまずそれから。 ・【月刊ALL REVIEWS】牧 眞司 × 豊崎 由美、アドルフォ・ビオイ=カサーレス『英雄たちの夢』(水声社)を読む 小説の紹介者として大変信頼すべき(しかも息…