美術
ランキング参加中読書 5月はいろいろ美術展に行きました。 〇橋本治展、6/2で終了してしまいましたね。 www.tokyoartbeat.com 橋本治の活動は幅広いのだが、小説・古典現代語訳・評論・エッセイなどの文筆関連に留まらず、絵画や舞台演出や編み物など幅広い…
映画も観ていない、本も新刊1冊のみと散々な状態だが、やるか(割と美術展には行ったか)。 ◎新刊 『MOCT「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』青島顕 唯一の新刊が同級生の本というのも誤解を招きそうだが、ホントに面白いので多くの人に手に取って欲しい…
大晦日に慌てて更新(笑) 11-12月の文化活動。 11/6上野の東京国立博物館「京都・南山城の仏像」展、「横尾忠則 寒山拾得」展へ。 仏像に詳しくない犬なので、前者は(世代的にも)みうらじゅんといとうせいこうの解説がありがたい。器用過ぎる感じがして、…
10月にキュビスム展に行ってきた。 cubisme.exhn.jp キュビズム、これまで強く興味を持ったことはなかったのだが、影響力が大きいため、どんどん有名画家の作品が並ぶ。 この辺り”プリミティヴィズム”(つまり当時のヨーロッパから見て”原始的”ととらえられ…
今年はいろいろ見たいものが夏場に多く、これはというものは行けたかな。 ・古代メキシコ展 「古代メキシコ —マヤ、アステカ、テオティワカン」8月11日 mexico2023.exhibit.jp 暑く、混雑していたので入場まではちょっと大変でしたが内容は見応えがありまし…
7/15に武井武雄展に行きました。 https://www.kanabun.or.jp/exhibition/17937/ もう終わってしまいましたね。不勉強にも武井武雄のことは今回初めて知ったのだが、全く知らなかった精緻に造られた美しい装丁本の世界を知ることができた。アーティスティック…
6月24日に用事で東京に出た後の午後に上野に行ってきた。 マティス展が目的。 matisse2023.exhibit.jp 人多かったけど…いろんな作品があったなあ。切り紙絵の動きのある感じがすごいと思っていたけど、彫刻も沢山つくっていたんだね。もちろん色彩の魔術師と…
久しぶりに劇場で映画鑑賞。 「RRR」 劇場で観るどころかめっきり映画の事情にすら疎くなってしまった最近だが、話題になっていたのとタイミングが間に合ったので見てきた。噂以上に凄い作品だった。バーフバリが王族の話であったが、これはレジスタンスの話…
例によって録画視聴。 「ファイティン!」(2018年) CSで偶然見かけて(冒頭ちょっと欠いたけど)録画して視聴。 訳ありのアームレスラーが周囲の人々との交流から大会に挑む話。 シンプルなストーリーだが、マ・ドンソクとかわいい子役でもっていかれてし…
これまた久しぶりに劇場で鑑賞。 「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」(Black Panther: Wakanda Forever)(2022年) ティ・チャラをチャドウィック・ボーズマンに重ねてのオマージュにはやはりグッとくるものがある。ヒーローの<不在>をテーマにし…
本や映画の消化が低調なのでまとめて(体調が悪いとかではないのですが、この状況はしばらく続きそう。 まずは本から。 ◆『ドラゴンになった青年』ゴードン・R・ディクスン 実験の失敗からドラゴンの住む世界に飛ばされてしまった恋人を追ったら、そこでドラ…
たった一つ。たぶん野球ばっかり観てたからだ(苦笑) ・NHKBSプレミアムカフェ(1)塔(2011年)(2)摩天楼(1994年)→ www.nhk.jp 高層建築物を特集した回で、スペインのヘラクレスの塔とニューヨークの摩天楼を扱った過去の番組を並べて解説を加えたもの。なかな…
ということで、久しぶりに映画館で映画「DUNE」を観ました。 その他TV録画関連です。 ・勝手にしやがれ À bout de souffle(1960年) ヌーヴェルヴァーグについてはよく知らないのだが、本作は即興的につくられたギクシャクとしたところは独特の効果を生み、…
ちょっと早いがそれなりにいろいろあったので今月まとめ。いつにもまして身辺雑記風。 学会で岡山に行ったので観光もしてきた。岡山ははじめて(実は母方の祖父祖母が岡山出身でルーツの一つなのだが、二人とも結婚してすぐ神奈川県の川崎市に引っ越したので…
・「トルコ至宝展」@国立新美術館 終わるといけないので行ってきた。オスマン帝国外伝にはまったのでこれは見逃せません。スレイマンの衣服もあったねえ。宝飾品が何よりも豪華で素晴らしかったが現在のイメージとは違う細長いチューリップの花が必ずといっ…
アトリエサードから出ているTH No.77「夢魔〜闇の世界からの呼び声」 のTH特選品レビューでルーシャス・シェパード『竜のグリオールに絵を描いた男』、マット・ヘイグ『トム・ハザードの止まらない時間』の紹介を載せていただきました。 (不慣れで今頃ここ…
そういえば11月あたりから観た映画をつけてなかった・・・。(「ボヘミアン・ラプソディ」<アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ>以外) 「メアリーの総て」(Mary Shelley)(2017年) メアリー・シェリー本人とフランケンシュタイン創作の話は、バイ…
『奪われた家/天国の扉』コルタサル コルタサルの「真の処女作」といわれる初期短編集。 「奪われた家」内面的には充足している兄妹で暮らす家に忍び寄る影。不安の描出が巧みで多様な解釈ができるわずか数頁の傑作。 「パリへ発った婦人宛ての手紙」『悪魔…
「カメラを止めるな!」(2017年) これは正確には9月末に観た。判通りで非常に面白かった。芯となるアイディアの素晴らしさもさることながら、ディテールや俳優の個性など肉付けがしっかりしていてそのアイディアをより効果的にしているところが勝因。 「エ…
まだ9月少し日にちが残ってるけど。 9月8日<「アルジャーノンに花束を」の翻訳者が語る その半生と翻訳の魅力>というイベントに参加してきた。 www.asahiculture.jp 名翻訳家である小尾先生の半生が語られるということで、期待通り大変素晴らしい内容だっ…
2月はとりわけあっという間に過ぎてしまったので(当然)、全部まとめて。『横浜駅SF』柞刈湯葉 失礼ながら意外にもアイディア豊富で話のバランスも取れていて面白かった。ちなみに昨日も現実の横浜駅はまだ工事を続けていた(笑)。『誰がスティーヴィ・クライ…
もう2月か・・・。読んだ本やイベントの話など。 『黒死病ーペストの中世史』ジョン・ケリー 14世紀のヨーロッパを席巻したペストの広がりを丹念に追った研究書。病原体の特定ができていない時代の大量死についての貴重な記録がまとめられていて発見が多い。…
アルチンボルド展 公式サイト いろいろな物を重ねてつくった肖像画で子どもの頃から親しんでいた<寄せ絵>で有名なアルチンボルド。 実際に観られてほんとうにうれしい。人工物を使った寄せ絵はキュービズムの先駆といった感じがあったが、寄せ絵はもっと前…
ここのところ美術展にいくつか行っていたので、まとめて備忘録。 ・大英自然史博物館展 大英自然史博物館展 4月の平日夜は比較的空いていてよかった。歴史的な標本や展示が沢山あって見どころ満載だった。強いていくつか挙げると、始祖鳥、ブラシュカ父子の…
吉田さん丸屋さんトークショーの翌日は(用事を済ませた後)予約していたボウイ展へ(ちなみにこの展覧会は入場時間帯による予約があります。ただ当日券もあるようです。入れ替え制ではないので長くいても問題なし)。吉田さん丸屋さんは昨年のSFマガジン4月号ボ…
ブログ更新が滞ってしまつた・・・。 (止めたわけではありません) 鈍ったブログ勘(<なんじゃそりゃ)のリハビリを兼ねて、今日行った葉山の散歩を軽~く記録。逗子からバスで葉山方面へ行ってちょっと山登り。いつも見ている鎌倉が別角度から幅広くとらえる…
細切れの夏休みで今日は雑用をすませて映画を観てからまだ時間があったので横浜美術館の蔡國強展へ。 蔡國強展:帰去来 | 横浜美術館 蔡國強は1957年生まれ。絵画などに爆薬による硝煙の跡を合わせるなどの作品で知られているようだが、花火のパフォーマンス…
展覧会の<貞節なシュザンヌ>のポスターが印象的で観たいなー、と思っていたら先日テレビ東京の「美の巨人たち」に<ボール>が取り上げられていて番組も面白かったので観てきた。 → http://mimt.jp/vallotton/midokoro.html 近年俄かに注目度の高まった謎…
話題のバルテュス展を観に東京美術館に行ったが上野駅からすぐの国立西洋美術館でジャック・カロ展がやっていてポスターの絵にトラップされそちらも観てきた。 ジャック・カロは全く知らなかったが17世紀初頭の版画家。中に入ると小さい銅版画が多いので貸し…