読書(SFマガジン)
ランキング参加中読書 とにかくここのところ『デス博士の島その他の物語』に全振りして、関連読書をしたりなど。(他にももろもろ立て込んでいたので、いっぱいいっぱいでもあったり(苦笑) デス博士の島その他の物語 (未来の文学)作者:ジーン ウルフ国書刊…
ランキング参加中読書 雑誌を読んだり。 ◆『いまは見てはいけない』ダフネ・デュ・モーリア いま見てはいけない (デュ・モーリア傑作集) (創元推理文庫)作者:ダフネ・デュ・モーリア東京創元社Amazon 「いま見てはいけない」 娘を失い、心理的に動揺のみられ…
ランキング参加中読書※これは #この一冊で、私の人生が狂いました というハッシュタグのコラムやレビューを募集した際に書いたもの。時は準宝石の螺旋のように (1979年) (サンリオSF文庫)作者:サミュエル・R・ディレーニAmazon サミュエル・R・ディレイニー…
ランキング参加中読書ランキング参加中音楽 引き続き低調。 ◆『一千億の針』ハル・クレメント 一千億の針【新版】 (創元SF文庫)作者:ハル・クレメント東京創元社Amazon 『20億の針』から28年経っての続編。長い時をはさんでの続編という当時の盛り上がりは想…
ランキング参加中読書 2023年に読んだ本まとめを書きたいので、12月分を先に更新。 ◆『シンドローム』佐藤哲也 シンドローム (ボクラノSFシリーズ)作者:佐藤 哲也株式会社 福音館書店Amazon 何かが飛来した町に次第に奇妙な現象が起こる、といったパニックも…
ランキング参加中読書 低調が続いております。 ◆『流れよわが涙、と警官は言った』フィリップ・K・ディック流れよわが涙、と警官は言った作者:フィリップ K ディック,友枝 康子早川書房Amazon 長ーいこと積んであった課題本(の一つ)を読了。近未来社会でL…
ランキング参加中読書 『奇跡なす者たち』ジャック・ヴァンス ~異世界を鮮やかに描き出すマエストロの傑作選~ 異世界描写にかけてはSF界きってのマエストロ、ジャック・ヴァンスの傑作選である。 ヴァンスの最大の魅力はなんといってもあたかもその場に居…
ランキング参加中読書 今月も量はもう一つですなあ。 ◆『エデンの黒い牙』ジャック・ウィリアムスン エデンの黒い牙 (創元推理文庫 F ウ 6-1)作者:ジャック ウィリアムスン東京創元社Amazon 人狼伝説をベースにし、人類史の影に隠れた闇の一族の秘密をめぐる…
ランキング参加中読書ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫SF)作者:バリントン J ベイリー早川書房Amazon~SF界屈指の鬼才の魅力がコンパクトに提示された、入門に最適の短編集~ ニューウェーヴ世代の作家ながら、荒唐無稽なアイディアが作品のコアになるあまりに独…
ランキング参加中読書 さて<シミルボン>に投稿した書評の再投稿ですが、今回からもう一つ連載形式にした「奇妙な味を求めて」の方に入ります。 第1回として異色作家短篇集の自分なりの楽しみ方を自己紹介のようなつもりで書いて、その後は異色作家短篇集好…
ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』野中 モモ ~様々な顔を持つポップスターのキャリアをコンパクトにまとめた入門書として最適な一冊~ 2016年1月10日世界中の人々を魅了し様々な分野に影響を与えた…
ランキング参加中読書 諸般の事情(?)で初めて『指輪物語』を読み始める。とりあえず1-4巻を読了。さすがに映画「ロード・オブ・ザ・リング」(と「ホビット」)を観ていたので、設定やキャラクターとだいたいの流れを思い出しながら、割とすんなり読めて…
ランキング参加中読書 諸般の事情で読んだ本はちょっとだけ。 ◆『ピンポン』パク・ミンギュ 世界の命運を握るピンポンの試合にいじめられっ子二人が挑む!というフォーマットは魅力的なのだが、枝葉の部分にどうものれない部分があって個人的には今ひとつだ…
ランキング参加中読書 うーんあまり読めなかったなー。 ◆『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ 原題はManual del caníbal。帯に"アルゼンチン・ノワール"のワードもあり、強烈な冒頭から始まる。ただし、いわゆるノワールっぽいパートは終盤で、…
ランキング参加中読書◆『ドローンランド』トム・ヒレンブラント ドイツ作家による近未来ハードボイルドSF。覇権国が一変し、ドローンによる監視が当たり前となったヨーロッパで、議員の殺人事件の背景にある巨大な陰謀を追う刑事が主人公。ヴァーチャル世界…
ランキング参加中読書◆『いかに終わるか 山野浩一発掘小説集』岡和田晃[編]山野浩一 山野浩一研究を継続的に行い、THの連載「山野浩一とその時代」で当時の時代というものまで詳細に伝えてくれる岡和田晃氏による編集のレア小説集。 1 「死滅世代」と一九…
◆『輝く断片』シオドア・スタージョン 再読。 「取り替え子」 遺産相続のため、赤ん坊の世話をして家庭的なところを親戚に見せなくてはいけない夫婦。偶然現れた赤ん坊はで、というコメディ。切れの良い会話が楽しい一作。 「ミドリザルとの情事」 冒頭いき…
ランキング参加中読書←よくわからないけど参加してみることにしました ◆『澁澤龍彦訳 幻想怪奇短篇集』 『怪奇小説傑作集4』(以下『怪奇集4』)の収録作と『ふらんす怪談』が合わさった本らしく、再編集本といった感じなのかな。『怪奇集4』の方は既読なの…
ランキング参加中読書 一見それなりに読んでいる風にみえますが、小説誌とかは以前に読んだ感想も多いし、読み切り短篇の少ない雑誌も結構あるし、1月の読書時間の大部分は漫画です(笑)。 ◆『わが母なる暗黒』ジェイムズ・エルロイ 久しぶりにシミルボンに…
ランキング参加中読書NHK文化センター青山教室のオンライン講座「英米幻想文学への招待」全3回を聴いた。 元々オンラインでもなかなか定時の講座を聴くのは難しいのだが、ディレイ視聴可能で、講師はお話もさせていただいたことのある中野善夫さんということ…
諸般の事情でまた低調気味。 まあ仕方ありませんな ◆『HHhH』ローラン・ビネ 実際にあった、ナチス高官ハイドリヒ襲撃事件を題材にした小説。とはいえ通常の歴史小説とはやや趣が異なり、語り手が事件の取材を進めていく過程と実在の人物の歩みが重なるユニ…
古い雑誌ばかり読んでましたね。 あとちょうど先ほどオンラインイベントを聞いたのでまずそれから。 ・【月刊ALL REVIEWS】牧 眞司 × 豊崎 由美、アドルフォ・ビオイ=カサーレス『英雄たちの夢』(水声社)を読む 小説の紹介者として大変信頼すべき(しかも息…
たまには誰もわからない話でもするか(え?大概いつも話題の範囲は狭いんじゃないかって?まあそうですな)。 当ブログ主は一浪して大学に入学した。 浪人の時の話をしたい。 浪人した理由もみっともないもので、志望学部を変えてやり直したいと親にねだった…
なんとなく数年来(苦笑)たまっていた雑誌などを消化することが多いです。雑誌は全部読むのは大変なので、創作などそこそこ読んだものという感じ(それから、感想も随分前に読んだものが結構含まれてる)。 ◇群像 2019年1月号 ○フィクション 「命日」瀬戸内…
諸般の事情で少なめ。 『黒魚都市』サム・J・ミラー 『2010年代海外SF傑作選』の「プログラム可能物質の時代における飢餓の未来」が面白く、NYのSF作家でゲイということで、ディレイニーの系譜と思い、こちらも読んでみたが少々予想していたものと違い、もう…
少し早めに更新。 久しぶりにシミルボンに投稿しました。 筋金入りのパンクSF。かなり激しい小説だが、多く読者に手に取ってほしい作品である。 『タイムラインの殺人者』アナリー・ニューイッツ →早川書房のリンク SFマガジンを読んだ。 まずは(進みはのろ…
なかなか世の中が落ち着きませんなあ。 『となりのヨンヒさん』チョン・ソヨン 訳者あとがきにあるように、本短編集は一部(となりのヨンヒさん)と二部(カドゥケスの物語)にわかれ、一部の方は独立したSF(やや奇想系っぽいものを含む)作品が並び、二部…
『ペストの記憶』ダニエル・デフォー コロナウィルス蔓延の前から少しずつ読んでいたのだが、なかなか読み終わらず。ようやく読了。1665年にロンドンで発生したペストの被害について、その後数十年してデフォーが架空の語り手で記述した作品である(刊行は17…
「TH vol.82もの病みのヴィジョン」特選品レビューでテッド・チャン『息吹』について「不安は自由のめまい」を中心に書きました。本屋も閉じたりしている昨今ではありますが・・・よろしくお願いします! athird.cart.fc2.comwww.hayakawa-online.co.jp で、…
≪火星三部作≫ キム・スタンリー・ロビンスン 長い時間かかったが1月にようやく読了。あらゆる科学・社会学・人間学もろもろを総動員して、シミュレーションを行った大作。非常に難易度の高い創作法ではあるが、そうした手法自体は初期のSFにも存在している。…