異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

SFマガジン 2015年1月号

もう2015年の号か。来年から隔月化だそうで、購入しない時期もあったが初めて買ってから30年以上、毎月出ていたものが隔月になるの事には理由に関わらず寂しいもので、ちょっとショックを受けている。まあそれだけ時代も変わったということなのだろう。 特集…

『ジョン・バーリコーン 酒と冒険の自伝的物語』 ジャック・ロンドン

ジャック・ロンドン初読だが、これはなかなか困った本だ。 著名な作家にも関わらずろくに経歴も知らなかったのだが、かなり破天荒な人生を送った上に40歳で自殺しているようで、本書は自伝でありそういう意味では起伏に富んだ生涯がよく現れていて、個人的に…

<R.A.ラファティ生誕100年祭 一期一宴>@Cafe Live Wire に参加してきた

去る11月7日ラファティのトークイベントがあったの参加してきた。いつもながら備忘録的に簡易レポート。(ラファティは近年ようやく少しずつ楽しめるようになったかなーというブログ主なので、いつもよりさらに間違いがあるかも知れず悪しからず)。また話の順…

『新生』 瀬名秀明

同じ未来を舞台にしており、互いに関連がある連作短篇集。小松左京「岬にて」「虚無回廊」がモチーフということだが、前者は内容を思い出せず後者は未読でその部分はよく分かっていない感想になる。「新生」 震災後間もなく海外に発掘調査に行く研究者が一人…

『聚楽 太閤の錬金窟(グロッタ)』 宇月原晴明

元々あまり歴史に強くないのだが、NHKの軍師官兵衛を観ていてその頃の人物関係に多少知識がついてきて、あの時代を背景にした小説が前より楽しめそうだなあと思っていたら古書市で山田風太郎『妖説太閤記』とこの本が並んでいて、いそいそと購入。「秀吉の天…

『イースターワインに到着』 R・A・ラファティ

30年はいかないけど20年ぐらいは積んでいたかもしれない。 名うてのSF読み巧者の方々からラファティ凄い凄いといわれ、少しずつ翻訳が出てつき合ううちに遅い歩みながら良さがだんだん分かってきたというブログ主。ついに11月7日にはLive Wireでの生誕百年祝…

『罪と罰』 ドストエフスキー

たまには文学の古典を読もうのコーナー。 「鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその…

『ロボット刑事』全2巻 石ノ森章太郎

科学捜査が大嫌いな古株刑事の芝は特捜班としてロボット刑事Kと組まされるはめになる。当初はKを毛嫌いしていた芝だが、渋々ながらその実力を認めざるを得なくなる。やがて次々に訪れる殺人ロボットとKの間に人類の安全をおびやかす大きな謎が・・・。 TVド…