異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

読書(海外文学)

2024年1月に読んだ本

ランキング参加中読書 年末年始には久しぶりに友人たちと会ったり、映画を観たりする予定だったのだが、体調を崩し、全部おじゃん(死語)。(現在は回復) ということで、自宅でダラダラ。そこで、積んでいたが肩の凝らなさそうな、北村薫<時と人 三部作>…

<シミルボン>再投稿 『三美スーパースターズ最後のファンクラブ 』パク ミンギュ

ランキング参加中読書~全ての弱小チームファン・関係者に捧ぐ青春小説~ 三美スーパースターズ 最後のファンクラブ (韓国文学のオクリモノ)作者:パク・ミンギュ晶文社Amazon 2017年は記念すべき年となった。 われらが横浜DeNAベイスターズが2年連続クライマ…

<シミルボン>再投稿 品揃えを見ているだけで飽きない現役の<町の本屋さん>たらば書房

ランキング参加中読書※これは #I LOVE BOOK STORES! という本屋さんについてのコラムやレビューを募集した際に書いたもの。幸いにも「たらば書房」は現役で今も利用しています(元投稿にあった写真等は削除し、その分少し文章を修正しました。以下本文です)…

2023年ベストブックス、他いろいろ年間まとめ

映画も観ていない、本も新刊1冊のみと散々な状態だが、やるか(割と美術展には行ったか)。 ◎新刊 『MOCT「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』青島顕 唯一の新刊が同級生の本というのも誤解を招きそうだが、ホントに面白いので多くの人に手に取って欲しい…

<シミルボン>再投稿 『素晴らしきソリボ』パトリック・シャモワゾー

ランキング参加中読書~あらかじめ失われたものを甦らせようとする困難な試み~素晴らしきソリボ作者:パトリック シャモワゾー河出書房新社Amazon 第二回日本翻訳大賞受賞作(もう一作はキルメン・ウリベ『ムシェ 小さな英雄の物語』)。 日本翻訳大賞発起人の…

<シミルボン>再投稿 『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』アリソン・ベグダル

ランキング参加中読書『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』アリソン・ベグダル ~アメリカンコミックの多様性を示す自伝的傑作~ 近年様々な海外コミックが出版され、筆者のような小説ファンでも興味深い作品が出版されている。 帯にも書かれているが<ノン…

2023年10月に読んだ本とオンラインで聞いたイベント

ランキング参加中読書 今月も量はもう一つですなあ。 ◆『エデンの黒い牙』ジャック・ウィリアムスン エデンの黒い牙 (創元推理文庫)作者:ジャック ウィリアムスン東京創元社Amazon 人狼伝説をベースにし、人類史の影に隠れた闇の一族の秘密をめぐる攻防が描…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第8回『千の脚を持つ男 怪物ホラー傑作選』

ランキング参加中読書千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)東京創元社Amazon~海からやってくるものたちに気をつけろ!~ The Monster Bookという英題もついている、中村融編の怪物アンソロジー。当然面白くないわけがない。あとがきも心なしかお…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第3回『カリブ諸島の手がかり 』T・S・ ストリブリング

ランキング参加中読書カリブ諸島の手がかり (河出文庫)作者:T S ストリブリング河出書房新社Amazon ~驚愕の異色ミステリ「ベナレスへの道」が収録された連作短篇集~ 1929年に出版された作品で、舞台は同じ時代の植民地の状態から脱していないカリブ諸島。 …

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」第2回ミステリマガジンのロアルド・ダール特集を読む

ランキング参加中読書 ロアルド・ダールの『キス・キス』を再読しているうちに、ミステリマガジン2016年9月号を積みの山(罪の山?)から発掘した。 このミステリマガジンを読むとダールという作家への理解が深まる。 有名作品もちゃんと収録されているし、…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」第1回異色作家短篇集ベスト

ランキング参加中読書 さて<シミルボン>に投稿した書評の再投稿ですが、今回からもう一つ連載形式にした「奇妙な味を求めて」の方に入ります。 第1回として異色作家短篇集の自分なりの楽しみ方を自己紹介のようなつもりで書いて、その後は異色作家短篇集好…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第7回『リズムがみえる』

ランキング参加中音楽リズムがみえる作者:トヨミ・アイガスサウザンブックス社Amazon クラウドファンディングで世界の様々な本を翻訳出版していくサウザンブックスからの本である。 そのプロジェクトのホームページはこちら 奴隷の時代から始まる500年におよ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第6回 くめどもつきないP-Funkの魅力を紹介その2

ランキング参加中音楽ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝 バーバーショップからマザーシップまで旅した男の回顧録作者:ジョージ・クリントンDU BOOKSAmazon さて、前回はP-Funkを外部から紹介する本を紹介したが、今回はP-Funkの創始者でアイディ…

<シミルボン>再投稿、連載分開始。「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」第1回『ボブ・ディラン ロックの精霊』湯浅学

ランキング参加中読書ランキング参加中音楽 今回から<シミルボン>連載分。 「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 【この連載について】 80年代からロックを中心とするいわゆる洋楽(ポピュラー音楽)を聴いてきた。近年国内・翻訳いずれも充実した音楽本…

2023年9月に読んだ本と参加した読書イベント

ランキング参加中読書 諸般の事情(?)で初めて『指輪物語』を読み始める。とりあえず1-4巻を読了。さすがに映画「ロード・オブ・ザ・リング」(と「ホビット」)を観ていたので、設定やキャラクターとだいたいの流れを思い出しながら、割とすんなり読めて…

2023年8月に観た美術展

今年はいろいろ見たいものが夏場に多く、これはというものは行けたかな。 ・古代メキシコ展 「古代メキシコ —マヤ、アステカ、テオティワカン」8月11日 mexico2023.exhibit.jp 暑く、混雑していたので入場まではちょっと大変でしたが内容は見応えがありまし…

2023年7月に読んだ本と怪奇幻想読書会

ランキング参加中読書 諸般の事情で読んだ本はちょっとだけ。 ◆『ピンポン』パク・ミンギュ 世界の命運を握るピンポンの試合にいじめられっ子二人が挑む!というフォーマットは魅力的なのだが、枝葉の部分にどうものれない部分があって個人的には今ひとつだ…

シミルボン、サービス終了

ご縁があり、開始当初から利用していたシミルボンが今年10月1日24時で終了するとのこと。 https://shimirubon.jp/columns/1711228 うーむ残念。 第3回シミルボンコラム大賞もいただいたりして、単なる読書好きながら、非常にモチベーションを高めてくれる読…

2023年6月に読んだ本

ランキング参加中読書 うーんあまり読めなかったなー。 ◆『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ 原題はManual del caníbal。帯に"アルゼンチン・ノワール"のワードもあり、強烈な冒頭から始まる。ただし、いわゆるノワールっぽいパートは終盤で、…

2023年5月に読んだ本、参加した読書イベント

ランキング参加中読書◆『ドローンランド』トム・ヒレンブラント ドイツ作家による近未来ハードボイルドSF。覇権国が一変し、ドローンによる監視が当たり前となったヨーロッパで、議員の殺人事件の背景にある巨大な陰謀を追う刑事が主人公。ヴァーチャル世界…

2023年3月に読んだ本、と怪奇幻想読書会

◆『輝く断片』シオドア・スタージョン 再読。 「取り替え子」 遺産相続のため、赤ん坊の世話をして家庭的なところを親戚に見せなくてはいけない夫婦。偶然現れた赤ん坊はで、というコメディ。切れの良い会話が楽しい一作。 「ミドリザルとの情事」 冒頭いき…

2023年2月に読んだ本、参加した読書イベント

ランキング参加中読書←よくわからないけど参加してみることにしました ◆『澁澤龍彦訳 幻想怪奇短篇集』 『怪奇小説傑作集4』(以下『怪奇集4』)の収録作と『ふらんす怪談』が合わさった本らしく、再編集本といった感じなのかな。『怪奇集4』の方は既読なの…

2022年ベストブック

ベストブックを昨年から選ぶようにしたけど、いきなりつまずいて、なかなか読書がはかどらず。特に今年は新刊を積んでばかりという有様。 まあ自分でもまとめとして整理できるので今年もやるか。 ◎新刊 ・『血を分けた子ども』オクテイヴィア・E・バトラー …

2022年12月に観た映画や行った美術展

例によって録画視聴。 「ファイティン!」(2018年) CSで偶然見かけて(冒頭ちょっと欠いたけど)録画して視聴。 訳ありのアームレスラーが周囲の人々との交流から大会に挑む話。 シンプルなストーリーだが、マ・ドンソクとかわいい子役でもっていかれてし…

2022年12月に読んだ本

◆『二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件』ピーター・レフコート メジャーリーグの二遊間で恋が芽生えるという話だが、ややゆったりした序盤から、後半の加速していく展開がお見事。やるせないユーモアが漂うも企画もの的な安易さはなく、ドレフュス事件と符…

2022年12月に読んだ本

◆『二遊間の恋―大リーグ・ドレフュス事件』ピーター・レフコート メジャーリーグの二遊間で恋が芽生えるという話だが、ややゆったりした序盤から、後半の加速していく展開がお見事。やるせないユーモアが漂うも企画もの的な安易さはなく、ドレフュス事件と符…

2022年11月に読んだ本

諸般の事情で積読本の消化を目指すも、相変わらず低調だなー。 ◆『ジョナサンと宇宙くじら』ロバート・F・ヤング 昔の版は「くじら」がひらがななのよね(2006年のはカタカナ)。 「九月は三十日あった」 未来で時代遅れとなってしまったアンドロイド教師を…

2022年9月に読んだ本

諸般の事情でしばらくは低調が続きそうです。 ◆『気分はもう戦争』矢作俊彦・大友克洋 昔読み逃していた作品。改変歴史ものの系統になんとなく最近興味が寄っていて、どうかなと思って初読。一時、享楽的な80年代のノリで戦争が描かれていたら残念だという迷…

2022年3月に読んだ本と100分で名著ポー・スペシャル

◆『ニュー・ゴシック―ポーの末裔たち』鈴木晶・森田義信編訳 1992年刊行の日本で編訳された本。「偉大なアメリカ小説(グレート・アメリカン・ノヴェル」の伝統から長編を中心としてきたアメリカ文学の歴史が、1960年代以降変質して短編小説が大きな潮流とな…

2022年2月に読んだ本

諸般の事情でまた低調気味。 まあ仕方ありませんな ◆『HHhH』ローラン・ビネ 実際にあった、ナチス高官ハイドリヒ襲撃事件を題材にした小説。とはいえ通常の歴史小説とはやや趣が異なり、語り手が事件の取材を進めていく過程と実在の人物の歩みが重なるユニ…