異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年ベストブックス

SFベストは森下一仁さんのところに毎年参加させていただいているけど、今後は年末までにベストブックを列挙しようかな。 ◎新刊 ・『中国・アメリカ 謎SF』柴田元幸編 ・『人之彼岸【ひとのひがん】』郝景芳 ・『三体Ⅲ 死神永生』劉慈欣(2020年刊行の『三体Ⅱ…

ベストヒットUSA2021年年間チャートの番組を観てみた

洋楽中心のポピュラー音楽好き、といってもラジオも聴かず、雑誌も読まず(まあクラシックロックの特集雑誌が多くあるだけだが)、新しいCDも把握できていない、生きる化石の様なオサーン洋楽ファンの当ブログ主。 とはいえ、ほんのたまに最新の動きが知りた…

意識したわけではないが

J.G.バラードのバッグ持って(中には短編全集3巻)、精神科クリニックにきてる(付き添い)。なんの符号なのか…

2021年11月に読んだ本と聴いたイベント

イベントの方から。ヨーロッパ文芸フェスティバルというのが11/17~11/26オンラインで開かれていることを知り、またレムの企画もあったのでちょっと聴いてみた。いろんな大使館が協力している企画のようだ。 eulitfest.jp ◎日常の亀裂~恐怖を描くこと – ヨ…

丸屋九兵衛さんイベント【秋の万物文化祭2021】

さて丸屋さん。 2021年10月から11月にかけては、<文化と読書に縁が深い3つのトピックをセレクトしたオンライン・イベント・シリーズ【秋の万物文化祭2021】>とのこと。 ・【Soul Food Assassins vol.24】 ~ジョーダン・ピールとキャンディマンに捧ぐ、ト…

2021年11月に観た番組

たった一つ。たぶん野球ばっかり観てたからだ(苦笑) ・NHKBSプレミアムカフェ(1)塔(2011年)(2)摩天楼(1994年)→ www.nhk.jp 高層建築物を特集した回で、スペインのヘラクレスの塔とニューヨークの摩天楼を扱った過去の番組を並べて解説を加えたもの。なかな…

エレガントな解答

たまには誰もわからない話でもするか(え?大概いつも話題の範囲は狭いんじゃないかって?まあそうですな)。 当ブログ主は一浪して大学に入学した。 浪人の時の話をしたい。 浪人した理由もみっともないもので、志望学部を変えてやり直したいと親にねだった…

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」に挑戦!(短篇集10選!新しめで)

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」はてなブログ10周年か。 hatenablog.com ブログ自体は2006年で15年前からやっているけど、前のブログからこちらに引っ越したのが2013年11/23。 funkenstein.hatenablog.com おお、引っ越しは11月だったんだな。と…

2022年どこよりもアレな!プロ野球順位予想!

もうね、クライマックスシリーズすら終わっていないけどね。 やっちゃうよ来季順位予想。 大体さー、プロの解説者でも当たんないじゃん、順位予想。 そもそも6×5×4×3×2通りもあるわけで、全順位とかだと当たんないに決まってるよ(まあ同率で並ぶケースとか…

2021年10月に読んだ本など

そうそう、まずは読書会とイベント参加について。 まずは名古屋SF読書会。 www.ne.jp お題は劉慈欣『三体Ⅲ』。何度かお邪魔しているが、このご時世にオンラインでやっていただけるのはありがたい! 大長編のあらすじがまとまっている労作のレジュメに従って…

2021年10月に観た映画やTV番組

ということで、久しぶりに映画館で映画「DUNE」を観ました。 その他TV録画関連です。 ・勝手にしやがれ À bout de souffle(1960年) ヌーヴェルヴァーグについてはよく知らないのだが、本作は即興的につくられたギクシャクとしたところは独特の効果を生み、…

久しぶりに映画館に行きました

久しぶりに映画館に行きました。『DUNE/デューン 砂の惑星』。 その前は『パラサイト』かもしれないな。1年9か月ぶりかな。 他にもいろいろ自粛してるので(仕事柄でもある)、外出しての娯楽そのものが久々な感じ。 目当ての美術展も大分スルーした。 てな…

2021年9月に読んだ本と読書会など

なんとなく数年来(苦笑)たまっていた雑誌などを消化することが多いです。雑誌は全部読むのは大変なので、創作などそこそこ読んだものという感じ(それから、感想も随分前に読んだものが結構含まれてる)。 ◇群像 2019年1月号 ○フィクション 「命日」瀬戸内…

2021年9月に観た映画やTV番組など

・「わが谷は緑なりき」(1941) ほぼ観たことがないんじゃないかというジョン・フォード(西部劇のイメージが強いが、検索したらいろんな映画撮ってるんだな。それから、例の「国民の創生」にも俳優で出ているのか…)。これは19世紀末のウェールズ、実直な炭鉱…

筒香にまつわるいくつかの誤解

ドン底だったわれらがベイスターズをどうにか<普通の>チームに持っていった最大の功労者といってよい筒香。長年の夢であるメジャーリーグ挑戦を果たすも、やはりその道は険しく、戦力外になること二回。もう無理かと思ったところから、まさかの快進撃。こ…

2021年8月に観た映画やTV番組など

・メジャーリーグ2(1994) 1は好きだが、2はちゃんと観たことがなかったような。1から5年も経っていたのね。話は、1で奇跡の快進撃をしたチームがすっかりゆるんで、という流れ。冒頭にシューレス・ジョーの「嘘だと言ってよ、ジョー」のパロディがあるね。た…

2021年8月に読んだ本

調子はまあ同じですかね。 他にランダムにいろいろ読んではいるんですが、読了本数としては低調ですね。今月はちょっとクラークを読んでました。 『太陽系最後の日』(ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1) いわゆるの先駆、「破断の限界」が面白かっ…

丸屋九兵衛イベント7-8月は<万物評論家と真夏のテレワーク・デイズ>

丸屋九兵衛イベント7-8月は<万物評論家と真夏のテレワーク・デイズ>。 また聞いたよ! ・【Soul Food Assassins vol.23】ジョージ・クリントン地球降臨80周年記念! アフロフューチャリズム祭 個人的に深めたいと思っているアフロフューチャリズム研究なの…

2021年7月に観た映画やTV番組など

・追憶(1973) 1944年〜50年代のNYーハリウッドを舞台にした恋愛映画。バーブラ・ストライサンドは日本では(おそらく一部の世代以外には)あまり人気がない印象があって、自分も正直惹かれたことはない。ただNHKBSでこの作品が放送されていたので、ふと思い…

2021年7月に読んだ本、SFセミナーも参加

調子はまあまあ、といった感じです。 『夢の木坂分岐点』筒井康隆 サラリーマンの主人公が、多重的な人生を夢経由で移行していき、全体がメタフィクション化する幻想文学作品。ただユングやフロイトを背景にしたところやサラリーマンの生活や内面といったフ…

渋谷陽一について

時事ネタはどうもあれこれ考えてしまうので、ブログに書くのは苦手で(反応がヴィヴィットなtwitterだと、もっとかもしれないが元気な時はたまに書いてたな)、極力避けている。 が、いちおう記録しておいた方が良いかなと思い、書いてみる。 渋谷陽一とその…

ルパン三世の映画をいくつか観てみた

今年はルパン三世アニメ化50周年とかで、WOWOWプラスでルパン三世のアニメをいろいろ放送している。 そういえば評価の高い劇場映画の第一作、第二作を除けば観たことなかったよなー、と気づいた。 とはいえ、劇場用とTVスペシャルを合わせると当然かなりの数…

国書刊行会《未来の文学》が完結

ランキング参加中読書 国書刊行会《未来の文学》がついに完結。 フェアのやっているジュンク堂書店藤沢店に行って、冊子を入手した。 最初の冊子には第1回配本ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』 2004年夏刊行予定とある。(実際に刊行されたのは2004年7…

丸屋九兵衛さんオンラインイベント、6月は万物評論家のマイノリティ&多様性月間

丸屋九兵衛さんオンラインイベント(2021年6月)いつものことだが備忘録的に。 ・【Q-B-CONTINUED vol.59】種の保存スペシャル! 道徳的に認められないLGBTQで振り返る世界史と日本史 丸屋さんの専門分野((?)だけに毎度動物の生態学や歴史いろいろ新しい…

昔の大リーグをもう少し掘り下げてみる

先日、自分がNYにいた頃の大リーグの話を書いた。 すると今度は、そのパッとしなかったヤンキースが気になってきた。 やはり脇道好きなのですよね、当ブログ(苦笑)。 これも資料はある。いい時代だよね。 1973年のア・リーグのチーム成績とヤンキースの個…

2021年6月に観たDVDやTV番組

「草の上の月」(1996) ロバート・E・ハワードの伝記的な映画があると知り、DVDを購入。ハワードの生涯には興味があるのよね。ハワードの短い生涯で唯一交際したノーヴェリン・プライス・エリス (Novalyne Price Ellis) による、ハワードの回想録"One Who Wal…

2021年6月に読んだ本

まあなんとかかんとかやっていて、本も読んでいます。 『博物館の裏庭で』ケイト・アトキンソン ケイト・アトキンソンの処女長編。『ライフ・アフター・ライフ』と共通する、イングランドの平凡な家族の日々を戦争の影を映しながら苦いユーモアを交えて描い…

着々とサイボーグ化が進行

新しいデバイスが導入される。 サウンドジェネレーター。シンガポール仕様の優れモノだ。 もともと、オレの左肩にはKLSが仕込まれている。 あれは30過ぎたばかりのころだった。 オノ=センダイ式のアーティフィシャル・ジョイント。 実にヤバい代物で、体に…

国吉と有吉のトレード

トレードが決まった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/18b3a45b7bdf3d15e2f93b083c726f56e1da5327 国吉の今年の防御率は良くないものの、よく打たれる先発のあとにイニングを稼いでくれる貴重な存在であったことはたしか。 なので、ファンのあいだでは、…

メモ書き(Babylon Sistersを聴いて)

もう何度聴いたかわからない、スティーリー・ダンの”Babylon Sisters”がレゲエだったことに、気づいたのはつい昨年のことだった。 で、また遅ればせながら、タイトルもラスタファリアンっぽい用語だと気づく。 なんとも気だるい曲調にそこはかとないドラッグ…