異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

読書(海外SF)

2025年11月に読んだ本

ランキング参加中読書 引き続き低調(浮上しない)。 ◆『ストレンジ・スターズ』ジェイソン・ヘラー ストレンジ・スターズ ―デヴィッド・ボウイ、ポップ・ミュージック、そしてSFが激発した十年作者:ジェイソン・ヘラー駒草出版Amazon 一言でいえば労作。197…

2025年10月に読んだ本

ランキング参加中読書 読書量低下に加えてブログ更新も停滞気味。 ◆『神州纐纈城 』国枝史郎 神州纐纈城 (河出文庫 く 5-1)作者:国枝 史郎河出書房新社Amazon 古典だが初読。因果と耽美、美文に大きな魅力があり、伝奇小説に大きな影響を与えたというのもよ…

丸屋九兵衛さんトークイベント2025年8-9月『丸屋学院・夏期講習! 震撼させるダブル教育/10周年記念! 丸屋九兵衛自選トピック再演会 THE FIRST 10 YEARS』

ランキング参加中読書ランキング参加中音楽 丸屋九兵衛さんトークイベント備忘録。 2025年8‐9月は『丸屋学院・夏期講習! 震撼させるダブル教育/10周年記念! 丸屋九兵衛自選トピック再演会 THE FIRST 10 YEARS』ということで計9本ですよ。The Hardest Work…

2025年9月に読んだ本

ランキング参加中読書 相変わらずの低空飛行。 ◆『魔群の通過』山田風太郎 魔群の通過―天狗党叙事詩山田風太郎幕末小説集2 (ちくま文庫)作者:山田 風太郎筑摩書房Amazon 幕末の天狗党の乱を追った、忍法帖のイメージからすると意外なくらい、歴史的事実から…

2025年7月に読んだ本

ランキング参加中読書 低調は続くよ…。 『モナリザ・オーヴァードライヴ』ウィリアム・ギブスン モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)作者:ウィリアム ギブスン早川書房Amazon 一般的に『ニューロマンサー』より読みやすいといわれる『カウント・ゼ…

丸屋九兵衛さんトークイベント2025年GWと5月<昭和100年祭! 日本(と世界)が歩んだ20世紀>!

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 引き続き丸屋さんイベント。(関西のイベント以外のオンラインイベント) 2025年GWと5月は<昭和100年祭! 日本(と世界)が歩んだ20世紀>! 例によって宣伝文句のコピペでスイマセン。(以下~ ~の間が引用。少し…

2025年5月に読んだ本と参加したイベント

ランキング参加中読書 もう6月ですか。 ◆『ホット・ゾーン』リチャード・プレストン ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 (ハヤカワ文庫NF)作者:リチャード プレストン早川書房Amazon 世評高い本書だが、やはり抜群に面白い。予備知識少な…

2025年4月に読んだ本と参加した読書イベント

ランキング参加中読書 4月分。 ◆『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』R・F・クァン バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 (海外文学セレクション)作者:R・F・クァン東京創元社Amazonバベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下 (海外文学セレ…

2025年3月に読んだ本と参加した読書イベント

ランキング参加中読書 あらなんか3月の読んだ本、更新が遅れてしまった。最近いろいろ雑だのう(悲)。 ◆『リヴァイアサン』3部作 スコット・ウエスターフェルド リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者:スコット・ウエスターフェ…

2025年2月に読んだ本と参加した読書イベントなど

ランキング参加中読書 なんとか部屋を片付けようと積読を消化中。しかし今一つ元気が出ず…。本の方は森下ベストに選んだ2冊。 ◆『ロボットの夢の都市』ラヴィ・ティドハー ロボットの夢の都市 (創元海外SF叢書)作者:ラヴィ・ティドハー東京創元社Amazon サ…

森下一仁さんの「ベストSF2024」に参加

ランキング参加中読書 ベストブックスを毎年ブログ記事にするようになったが、新刊のベスト、それも当ブログの話題のメインであるSF小説としては(ほぼ)毎年この「森下一仁のSFガイド」によるベストSF2024への参加で選出しています。新刊をあまり読めなかっ…

2025年1月に読んだ本と参加した読書イベント

ランキング参加中読書 まだまだ調子悪くてあたりまえモード(苦笑)。 ◆『ハイドゥナン』藤崎慎吾 ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者:藤崎 慎吾早川書房Amazonハイドゥナン (下) (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者:藤崎 慎吾…

2024年年間ベストブックス、他一年振り返り。

近年(2021年から)、ベストブックスを選んできたが今年は基本的に低調が続いて、ことに趣味関係は映画はさっぱり読書関係も低調だったな。来年は多少改善したい。 ということで刊行年関係なく今年読んだ本で面白かったもの。 ◆『チク・タク・チク・タク・チ…

丸屋九兵衛さんイベント2024年11月(少し12月)は【人生に不要な知恵はすべて都の西北で学んだ。私家版早稲田祭2024】

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 宣伝文より引用 ~11月は文化祭シーズン。 そして文化祭といえば、とりもなおさず即ちイコール早稲田祭だ。 昨年秋のシリーズは【万物評論家の秋:文化祭は補習天国!】だった。しかし、どうせ早稲田トリビュート…

2024年10-11月に読んだ本と参加した読書イベント、安部公房展

ランキング参加中読書 読書は相変わらず停滞しておりますが、体調はようやく安定しつつあり。 10-11月まとめて。 ◆『まっぷたつの子爵』イタロ・カルヴィーノ まっぷたつの子爵 (岩波文庫)作者:カルヴィーノ岩波書店Amazon 読書会に参加するつもりで再読し…

SFマガジン2025オールタイム・ベストSF投票

ランキング参加中読書 実は体調不良が続き読書もさっぱり(大病というわけではありません)。 ということで場つなぎ投稿。 SFマガジン2025年2月号で発表される「2025オールタイム・ベストSF」の投票結果を公開。 簡単に概略だけ説明すると、投票が行われるの…

2024年9月に読んだ本、参加した読書イベント

ランキング参加中読書 引き続き積んでたSFマガジン消化につとめたので本自体は少なめ。 ◆『19世紀ロシア奇譚集』 19世紀ロシア奇譚集 (光文社古典新訳文庫 K-Aタ 1-1)光文社Amazon「アルテーミー・セミョーノヴィチ・ベルヴェンコーフスキー」アレクセイ・…

2024年7月に読んだ本と参加した読書会・読書イベント(あるいはジーン・ウルフでいっぱい(いっぱい?)の月

ランキング参加中読書 とにかくここのところ『デス博士の島その他の物語』に全振りして、関連読書をしたりなど。(他にももろもろ立て込んでいたので、いっぱいいっぱいでもあったり(苦笑) デス博士の島その他の物語 (未来の文学)作者:ジーン ウルフ国書刊…

2024年6月に読んだ本と参加した読書会・読書イベント

ランキング参加中読書 雑誌を読んだり。 ◆『いまは見てはいけない』ダフネ・デュ・モーリア いま見てはいけない (デュ・モーリア傑作集) (創元推理文庫)作者:ダフネ・デュ・モーリア東京創元社Amazon 「いま見てはいけない」 娘を失い、心理的に動揺のみられ…

2024年5月に読んだ本や視聴したトークショー

ランキング参加中読書 相変わらず低調。ただ月の後半は『デス博士の島その他の物語』再読にはまっていたけど(感想はそのうちに)。 ◆『大宇宙の魔女』C.L.ムーア 後で出た全短編の方をちゃんと読むつもりなので、まずは旧版の方をざっと流し読み。宇宙の無…

<シミルボン>再投稿 10代の多感な時期に大き過ぎる出会いとなったディレイニーの青春群像

ランキング参加中読書※これは #この一冊で、私の人生が狂いました というハッシュタグのコラムやレビューを募集した際に書いたもの。時は準宝石の螺旋のように (1979年) (サンリオSF文庫)作者:サミュエル・R・ディレーニAmazon サミュエル・R・ディレイニー…

<シミルボン>再投稿 『タイムラインの殺人者』アナリー・ニューイッツ

ランキング参加中読書~真のパンク精神に満ちた、歴史改変SFの傑作~タイムラインの殺人者 (ハヤカワ文庫SF)作者:アナリー ニューイッツ早川書房Amazon 2022年からの時間旅行者テスは、1992年カリフォルニア州のアーヴァインで行われるライブを目の当たりに…

<シミルボン>再投稿 『翡翠都市』フォンダ・リー

ランキング参加中読書~特別な力を持つ”翡翠″をめぐり、血で血を洗う抗争が繰り広げられる傑作任侠小説~ 翡翠城市 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者:フォンダ リー早川書房Amazon それを持つ者に特別な力を与える”翡翠”。そんな”翡翠”によって、人々ひい…

<シミルボン>再投稿 『 天界の眼 切れ者キューゲルの冒険』 ジャック・ヴァンス

ランキング参加中読書~サイテー男が次々とやってくる難題をテキトーに乗り切る抱腹絶倒の冒険ファンタジー~ 天界の眼: 切れ者キューゲルの冒険 (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)作者:ジャック・ヴァンス国書刊行会Amazon 鋭い批評眼でSFファン・ミステ…

2024年3月に読んだ本

ランキング参加中読書ランキング参加中音楽 引き続き低調。 ◆『一千億の針』ハル・クレメント 一千億の針【新版】 (創元SF文庫)作者:ハル・クレメント東京創元社Amazon 『20億の針』から28年経っての続編。長い時をはさんでの続編という当時の盛り上がりは想…

<シミルボン>再投稿 グラビンスキを読んでみた

ランキング参加中読書 2015年から3冊の短編集が刊行されたポーランドの作家グラビンスキ。 1887年オーストリア=ハンガリー帝国領ガリツィア生まれで20世紀前半に活躍したこの作家「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」の異名をもち<ポーランド…

<シミルボン>再投稿 『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド

ランキング参加中読書~奴隷を解放する<地下鉄道>の走るもう一つの合衆国を描くずしりと読み応えのある作品~ 地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)作者:コルソン ホワイトヘッド早川書房Amazon タイトルの<地下鉄道>Underground Railroadは19世紀半ばの合衆国で…

2024年2月に読んだ本

ランキング参加中読書 昨年話題になったSFを消化。 ◆『赦しへの四つの道』アーシュラ・K・ル・グィン 赦しへの四つの道 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者:アーシュラ K ル グィン早川書房Amazon ル・グィンを代表するSFシリーズ≪ハイニッシユ・ユニバース…

<シミルボン>再投稿 『迷宮1000』ヤン・ヴァイス

ランキング参加中読書~時代を超え英米の空想科学小説とはひと味もふた味も違うユニークな傑作~迷宮1000 (創元推理文庫)作者:ヤン・ヴァイス東京創元社Amazon 1987年初版、2016年東京創元社復刊フェアで刊行された作品。 本屋でなんとなく気になって購入し…

<シミルボン>再投稿 『隣接界』クリストファー・プリースト

ランキング参加中読書~作者の世界に存分に浸る幸福感が味わえる傑作~ 隣接界 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者:クリストファー プリースト早川書房Amazon ファン待望クリストファー・プリースト最新翻訳長編の登場である。 やや耳馴染みのない言葉がタイ…