2020-01-01から1年間の記事一覧
諸般の事情でやはり読書は停滞気味。まあ例によってあれこれつまみ読みはしているのですが。 今年観た再放送のTV番組に、ナイトランド・クォータリーvol.23特集「怪談(KWAIDAN)」、それから急にハマってきているクンビアなどラテン音楽経由で中村とうようの…
ファンなので今月もせっせと丸屋九兵衛さんオンライントークをフォロー。 ・【Q-B-CONTINUED vol.26 REMIXED】イスラムとは何か。 イスラムアート、特に書道の画像がインパクトがあったなあ。しかしアラビア文字まで詳しいトークのできる丸屋氏ほんとに恐る…
ようやく近年のPrince再発・未発表曲リリースブームに追いついて、いろいろ聴き直しているのだが、個人的に最大の懸案事項だったPrince関連映画を配信で観た。 まずは(本当にようやくなので書き留めるのもホントは恥ずかしいが)「パープル・レイン」(1984)…
次にPrinceなど。 iTunesにはいろんなものがある。 最近びっくりしたのがTodd Rundgrenの狂った傑作アルバム"A Wizard a True Star"の全曲ライヴ。いやーこんなのあるんだ。 いつのライヴなのかはわからないけど、とにかくロック界の(一番その名にふさわし…
最近音楽系(まあもちろんポピュラー洋楽系になるが)のツイートをよくしていたので、備忘録としてまとめることにしました。 まずVan Halen関連。 Eddie Van Halenが亡くなったので、雑感を書いた。中高一貫校(男子校)だったので、当時ロックのアルバムを…
9月下旬に突発性難聴になりました。 が、幸いにも早期発見での治療が奏効、後遺症なく治癒しました。まあプライベート含め、多少無理がたたったのかなという自覚があります。皆様もお体に気をつけてお過ごしください。 というわけでバタバタしていたのですが…
CSでやっていた人形アニメーションの巨匠ハリーハウゼン映画特集を録画して少しずつ観たので感想を年代順で書いておく。 「水爆と深海の怪物」(1955年) カラー化したものを観たが、なかなかきれいに着色できるんだなあというのが第一の感想(アマゾン評を読む…
丸屋九兵衛さんのオンラインイベントは続くよ。 9月の連休(白銀週間)にもいろいろあった。他にもあったのでそれも含め。 ・ 【丸屋九兵衛 meets 町山智浩】リターンズ! ディレイ視聴終了。ホラーと映画など黒人関連の文化の強い結びつきがよくわかり、発…
少し早めに更新。 久しぶりにシミルボンに投稿しました。 筋金入りのパンクSF。かなり激しい小説だが、多く読者に手に取ってほしい作品である。 『タイムラインの殺人者』アナリー・ニューイッツ →早川書房のリンク SFマガジンを読んだ。 まずは(進みはのろ…
丸屋さんのオンラインイベントは以前聴いたものでも大幅にアップデートされていることが多いので聴き逃せない。 真夏の万物評論家スペシャルで公開されたものを(ディレイで)視聴。 ・Q-B-CONTINUED vol.11 REMIXED】サバクトビバッタだけじゃない!地球は…
連休があったので家で映画をいくつか観た。 「ビール・ストリートの恋人たちから」(If Beale Street Could Talk)(2018) 恋愛映画のような紹介になっているが、James Baldwin原作、70年代NYの黒人たちが差別に苦しみながら支え合う姿が描かれる、どちらかと…
発売中のTH No.83 『音楽、なんてストレンジな!〜音楽を通して垣間見る文化の前衛、または裏側』で、特集で韓国ロック黎明期を描いたイ・ジン『ギター、ブギー、シャッフル』、特選品レビューで陳楸帆『荒潮』を紹介しました。今回は音楽特集ですよ~♪よろ…
丸屋九兵衛さんはアクティブにオンラインイベントを更新されている。 ということでフォローし続けている(すべてではないが)。 ・Soul Food Assassins vol.15 KICKS FOR KICKS!足もとを見て知るスニーカー史。NIKE、adidasからLI-NINGまで スニーカーとブラ…
「コララインとボタンの魔女」(2009年)(録画視聴) CSでやっていたのを録画視聴。もう10年以上も前の映画なのか・・・。基本的にあまりアニメーション/ストップ・モーション・アニメーションに詳しくないので、技術的には最先端と違和感ない印象で観るこ…
なかなか世の中が落ち着きませんなあ。 『となりのヨンヒさん』チョン・ソヨン 訳者あとがきにあるように、本短編集は一部(となりのヨンヒさん)と二部(カドゥケスの物語)にわかれ、一部の方は独立したSF(やや奇想系っぽいものを含む)作品が並び、二部…
ふと思い立ってルー・リードの伝記を読んでみた。 近年もう一度昔のロックを聴き直そうとぼんやり思っていたところもあるのだが、一つ大きな動機としてはThe CarsのリーダーRick Ocasekの死である。80年代に爆発的に売れRock and Roll Hall of Fameに入ったT…
『ペストの記憶』ダニエル・デフォー コロナウィルス蔓延の前から少しずつ読んでいたのだが、なかなか読み終わらず。ようやく読了。1665年にロンドンで発生したペストの被害について、その後数十年してデフォーが架空の語り手で記述した作品である(刊行は17…
コロナによる自粛期間でも丸屋九兵衛さんは積極的にオンラインイベント敢行。 さすがである。 5/30に聞いたのは ・Q-B-CONTINUED vol.37 2パック、西郷どん、キム・ジョンナム。珍説・俗説・都市伝説で読み解く世界史 生存説の残るヒーローたちなどの話から…
「JSA」(2000年)(録画視聴) 韓国軍・米軍と北朝鮮軍が共同で警備を行う、JSA(Joint Security Area:共同警備区域)で南北兵士の間に生まれた奇妙な友情を描いた作品。昨年劇場で観た「工作 黒金星と呼ばれた男」(→当ブログの感想)と同じように南北統一…
NHKで再放送されている名作アニメ「未来少年コナン」、なかなか放送を追うのは難しいので(時間的にも性格的にも)、youtubeにあることに気づき、とりあえず観はじめたら、(いつもの今さらなのだが)さすがの出来に全部観てしまった。 世代的にある程度は観…
「TH vol.82もの病みのヴィジョン」特選品レビューでテッド・チャン『息吹』について「不安は自由のめまい」を中心に書きました。本屋も閉じたりしている昨今ではありますが・・・よろしくお願いします! athird.cart.fc2.comwww.hayakawa-online.co.jp で、…
シネフィルWOWWOWでうる星やつらの映画をまとめてやっていたのでふと思い立って全部観た。ビューティフルドリーマーの評価は高かったので2回ほど観たがそれ以外は初見。うる星やつらについては漫画の登場が衝撃的だった世代で(あんなにキャラクターが面白く…
以前からネットでおつきあいのあるトロ・ツァキさん(@snoowbaall)さんがZINEをだされたので購入し拝読。 https://twitter.com/snoowbaall/status/1241355658789662720?s=20 トロさん(と当ブログ主はお呼びしているが)のブログにしてもtwitterにしてもす…
コロナで世界中が混迷状況にあり、個人的にもいろんな問題が生じつつあり今後への懸念も多いのだが・・・それはさておき。 「ナイトランドクォータリーvol.17ケルト幻想」 怪奇、幻想、ほら話と国内外の幅広い短編が載り、井村君江インタビューはじめ、文学…
『息吹』テッド・チャン 前代未聞の<呼吸>SFのタイトル作をはじめ、期待通り傑作揃いだった。恒例の森下一仁さんのSFガイド、昨年ベストに挙げた。(24時まで投票できますよ!) 『病短編小説集』 「病」をテーマにした小説の歴史を短編で俯瞰できる丁寧な…
≪火星三部作≫ キム・スタンリー・ロビンスン 長い時間かかったが1月にようやく読了。あらゆる科学・社会学・人間学もろもろを総動員して、シミュレーションを行った大作。非常に難易度の高い創作法ではあるが、そうした手法自体は初期のSFにも存在している。…
「マイマイ新子と千年の魔法」(2009年) 録画視聴。「この世界の片隅に」の片渕須直監督の、日常と非日常が重なる世界を巧みに描出する手腕がよくあらわれていて面白かった。 「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」「螺巌篇」(2008、2009年) 録画視聴。…