2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
郵便局と蛇: A・E・コッパード短篇集 (ちくま文庫)作者: A.E.コッパード,Alfred Edgar Coppard,西崎憲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/09/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 独特な味わいで短篇小説の愛好家などの支持を集める幻想…
ちょっと読書意欲が下がっており、リハビリを兼ねて雑誌短篇を読んでみた。S-Fマガジン 2014年 11月号 [雑誌]著者 : 早川書房発売日 : 2014-09-25ブクログでレビューを見る»特集”30年目のサーバーパンク”の短篇だけ読んでの感想。「パパの楽園」ウォルター・…
毎月行われているSFファンの集まりSFファン交流会。プロの方々や様々な読書好きの方々が中身の濃いお話をフランクにたっぷりしていただける楽しい場で、時々参加させていただいている(若い方も結構多い)。今回は『サンリオSF文庫総解説』(以下『総解説』)が…
新橋の高架下にあった名画座新橋文化劇場が去る8月31日に閉館した。勤務先に近いこともあり、熱心な利用者ではなかったものの時々通った。特にここ1年ほどは(薄々気がついていたが閉館が決まっていたことも影響して)白黒映画など簡単には劇場で観られない渋…
イスラム帝国を模したと思しき架空の国の後宮に選りすぐりの美少女たちが皇帝の寵愛を争う野球リーグがある。覚え目出度き者は出世しあわよくば閨を共にする幸いに預かることも出来るのだ。そんな後宮に皇帝・冥滅(メイフメツ)への復讐を誓った一人の少年・…
展覧会の<貞節なシュザンヌ>のポスターが印象的で観たいなー、と思っていたら先日テレビ東京の「美の巨人たち」に<ボール>が取り上げられていて番組も面白かったので観てきた。 → http://mimt.jp/vallotton/midokoro.html 近年俄かに注目度の高まった謎…
ベルギーの作家による自伝的連作短篇集。 母親はとうに家を飛び出し、祖母と飲んだくれてばかりいる父親と右に同じく叔父たちに囲まれ暮らす少年の「残念な日々」のお話。 それぞれ単独の短篇として成立してはいるが基本的には一つの長篇と言えるだろう。(以…