2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
やや長さが気になったもののシリーズ2巻目『監視機構』までは謎の解明がないことにさほど不満はなかったのだが・・・。より複雑な語りを持ちこむことによって読みにくさが増し、どういったことを描きたいのか読んでいる身としてうまくシンクロすることができ…
先日読了した『LAヴァイス』の映画化作品。 『LAヴァイス』の解説を読むとピンチョンの小説は、舞台である時代の事物を微細に執拗に取り込んでいきストーリー・構造共にパラノイアックであるのが特徴で、独特の文体に架空の曲の歌詞まで入ってくるから映画化…
科学者のイメージってどんなだろう。世界がよくなる理想を追い日夜寝る間を惜しんで研究する高潔な人物だろうか。はたまた不気味な発明を密かにすすめ自らの研究のためなら他人の命すらなんとも思わない冷徹な人物だろうか。フィクションの中ではしばしばそ…
行ってきましたよ!G. Clinton詣で! ブログ移転してからP-Funkネタは少ししか書いていなかったが、ほぼ30年来のP-Funkerである(まあそりゃ<さあのうず>なんていう名前を名乗ってるわけで。ちなみに現在の<放克軒>もP-Funkね)。 前のブログの記事をは…
CSだったかなBSもあったかな。とにかく備忘録。『スタートレックⅡ カーンの逆襲』(1982年) レナード・ニモイ追悼で放送。これ2009年の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』とわざとオーヴァーラップさせてるみたいだね。詳しいファンだと細部が楽し…
<公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中imitationgame.gaga.ne.jp コンピュータの元となるチューリング・マシンの生みの親であり、人工知能か人間かを判断するテストのチューリングテスト…
幻想文学にはそれほど明るくない当ブログ主でヴァ―ノン・リーのことも全く知らなかったのだが、翻訳や大変面白い評論で幻想文学の紹介者として自分にとっては良い道案内となってくれる中野善夫さんの選・訳の本で、装丁もまた素晴らしいので購入し読んでみた…
ランキング参加中読書 当ブログ主はオサーンSFファンでファン歴は長いのだが個人としてイベントを見聞きするといったパターンが長く続いていたので、読書会に参加するのはわずか。読書会、と銘打ったものははじめて(ということで名古屋SF読書会もはじめて)…
「舞台は、とある惑星の都市アルカナル。地球から800年ほど遅れ、中世ルネッサンス期を迎えているかのようなこの地に、地球から科学者・歴史家らの調査団が派遣された。しかし彼らが目にしたのは、権力を持った商人たちによる圧政、殺戮、知的財産の抹殺であ…