異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

シミルボン再投稿

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」 第3回『カリブ諸島の手がかり 』T・S・ ストリブリング

ランキング参加中読書カリブ諸島の手がかり (河出文庫)作者:T S ストリブリング河出書房新社Amazon ~驚愕の異色ミステリ「ベナレスへの道」が収録された連作短篇集~ 1929年に出版された作品で、舞台は同じ時代の植民地の状態から脱していないカリブ諸島。 …

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」第2回ミステリマガジンのロアルド・ダール特集を読む

ランキング参加中読書 ロアルド・ダールの『キス・キス』を再読しているうちに、ミステリマガジン2016年9月号を積みの山(罪の山?)から発掘した。 このミステリマガジンを読むとダールという作家への理解が深まる。 有名作品もちゃんと収録されているし、…

<シミルボン>再投稿 連載「奇妙な味を求めて」第1回異色作家短篇集ベスト

ランキング参加中読書 さて<シミルボン>に投稿した書評の再投稿ですが、今回からもう一つ連載形式にした「奇妙な味を求めて」の方に入ります。 第1回として異色作家短篇集の自分なりの楽しみ方を自己紹介のようなつもりで書いて、その後は異色作家短篇集好…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第16回『ベースボール・イズ・ミュージック! 音楽からはじまるメジャーリーグ入門』オカモト“MOBY”/オカモト“MOBY”タクヤ

ランキング参加中音楽ベースボール・イズ・ミュージック! 音楽からはじまるメジャーリーグ入門作者:オカモト"MOBY"タクヤ左右社Amazon ~最強のメジャーリーグ&ミュージックガイドが登場!~ メジャーリーグには様々な楽しみ方があるが、音楽もまた重要な要…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第15回『フェイス・イット デボラ・ハリー自伝』

ランキング参加中音楽フェイス・イット デボラ・ハリー自伝 (ele-king books)作者:デボラ ハリ―PヴァインAmazon ~ニューヨークパンクのポップアイコンが辿ったタフな足跡が飾らずに記録されている好著~ 1970-80年代のロックなど洋楽育ちの人間としては、ブ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第14回『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』

ランキング参加中音楽調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝作者:近田 春夫リトル・モアAmazon ~異能の天才が辿った驚くべき軌跡がギュッと詰まった一冊~ 近田春夫。 日本のポピュラー音楽の世界で、唯一無二の存在である。 その歩みはとにかく類を見ない。 7…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第13回 『70年代ロックとアメリカの風景 音楽で闘うということ 』長澤唯史

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書70年代ロックとアメリカの風景: 音楽で闘うということ (椙山女学園大学研究叢書 49)作者:長澤唯史小鳥遊書房Amazon~これまでの70年代ロックのイメージを一新する、優れた評論~ ロックの絶頂期はいつなのか?と問…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第12回『タイムラインの殺人者』アナリー・ニューイッツ

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書タイムラインの殺人者 (ハヤカワ文庫SF)作者:アナリー ニューイッツ早川書房Amazon~真のパンク精神に満ちた、歴史改変SFの傑作~ 2022年からの時間旅行者テスは、1992年カリフォルニア州のアーヴァインで行われる…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第11回『ルー・リード ワイルド・サイドを歩け』

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書ルー・リード ワイルド・サイドを歩け作者:ピーター ドゲット大栄出版Amazon~ルー・リードの背景や1990年初頭までの歩みを丁寧に追った伝記本~ ふと思い立ってルー・リードの伝記を読んでみた。 近年もう一度昔の…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第10回『ヨット・ロック AOR、西海岸サウンド黄金時代を支えたミュージシャンたち』

ランキング参加中音楽ヨット・ロック AOR、西海岸サウンド黄金時代を支えたミュージシャンたち作者:グレッグ・プラト,ケニー・ロギンス,ルパート・ホームズ,ジム・メッシーナ,クリストファー・クロス,ジョン・オーツ,ジョン・ホール,デイヴィッド・ペイチ,ド…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第9 回『ハウス・ミュージック-その真実の物語』

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書ハウス・ミュージック──その真実の物語 (ele-king books)作者:ジェシー サンダースPヴァインAmazon~変化の激しい新しい音楽ジャンルをはじめ、生き抜いてきた人物の自伝~ ふとしたきっかけで最近ハウス・ミュージ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第8回セルジュ・ゲンズブール バンド・デシネで読むその人生と音楽と女たち

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 ~掛け値いっさいなし!「自由で型破り」を地でいった男の人生をコミックで紹介~セルジュ・ゲンズブール バンド・デシネで読むその人生と音楽と女たち作者:フランソワ・ダンベルトンDU BOOKSAmazon 最近遅ればせ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第7回『リズムがみえる』

ランキング参加中音楽リズムがみえる作者:トヨミ・アイガスサウザンブックス社Amazon クラウドファンディングで世界の様々な本を翻訳出版していくサウザンブックスからの本である。 そのプロジェクトのホームページはこちら 奴隷の時代から始まる500年におよ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第5回くめどもつきないP-Funkの魅力を紹介その1

ランキング参加中音楽P-FUNK作者:河地依子河出書房新社Amazon『P‐ファンク・・・って何だ!?』とお決まりのご挨拶である。 えー、これは大してP-Funkファミリーともいえない(まあ一緒に仕事はしていたが)ファンクグループ“ザップ”のロジャー・トラウ…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 第4回『プリンス論』西寺郷太

ランキング参加中音楽 『プリンス論』西寺郷太 ~気まぐれな天才の軌跡を深くユニークな視点から切り取った個性的なプリンス本~ 2016年4月21日(日本時間4月22日)個人的に最も衝撃的だった音楽家の死が伝えられた。 プリンス、享年57歳。 孤高の天才ゆえの…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本 第3回『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』野中 モモ

ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』野中 モモ ~様々な顔を持つポップスターのキャリアをコンパクトにまとめた入門書として最適な一冊~ 2016年1月10日世界中の人々を魅了し様々な分野に影響を与えた…

<シミルボン>再投稿 連載「放克犬のおすすめポピュラー音楽本 第2回『アメリカは歌う。歌に秘められた、アメリカの謎』東 理夫

ランキング参加中音楽 『アメリカは歌う。 歌に秘められた、アメリカの謎』東 理夫 ~歌は世につれ、世は歌につれ。アメリカの音楽と歴史の深い結びつきがわかる好著~ さて第一回目はボブ・ディランの本を紹介した、このなんともとらえどころのないミュージ…

<シミルボン>再投稿、連載分開始。「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」第1回『ボブ・ディラン ロックの精霊』湯浅学

ランキング参加中読書ランキング参加中音楽 今回から<シミルボン>連載分。 「放克犬のおすすめポピュラー音楽本」 【この連載について】 80年代からロックを中心とするいわゆる洋楽(ポピュラー音楽)を聴いてきた。近年国内・翻訳いずれも充実した音楽本…

<シミルボン>再投稿 第6回シミルボンコラム大賞落選作! 世界最大の実験国家アメリカを舞台に人間と音楽の関係を問う『アメリカ最後の実験』

ランキング参加中読書ランキング参加中音楽アメリカ最後の実験(新潮文庫)作者:宮内悠介新潮社Amazon 第6回シミルボンコラム大賞のテーマは「宮内悠介を読む」。 さて落選の理由を推察。 宮内悠介については、こちらが世代が上であることもあり、その切実さ…

<シミルボン>再投稿 今度は第3回シミルボンコラム大賞落選作の2本目 泰平ヨンの時間SF

ランキング参加中読書 (まあこれも踏み込みが足りなくて考察が甘い感じ。では以下が本文) 泰平ヨンの時間SF(※追記 スタニスワフ・レムの<泰平ヨン>シリーズについてのコラム) 偉大な作家となれば、あるテーマにどのようなアプローチをしたかをみること…

<シミルボン>再投稿 今度は第3回シミルボンコラム大賞落選作の1本目(笑) J・G・バラード作品と時間

ランキング参加中読書 ※この頃シミルボンが楽しくて。 第3回シミルボンコラム大賞(お題「時間とSF」)に3本も応募していたわけです(元気だったなあ(笑)。 で、落選作の1つ目「J・G・バラード作品と時間」です。 さて落選理由だが(牧さんに指摘されて納…

<シミルボン>再投稿 まずは思い出の第3回シミルボンコラム大賞受賞作!『逆まわりの世界』フィリップ・K・ディック

ランキング参加中読書 以前読書サイト<シミルボン>の終了ついては書いたが、10月1日で完全終了。 これまで<シミルボン>投稿分はこのブログからリンクするかたちにしていたが、そちらが読めなくなるので転記することに。 内容は当然重なる可能性があり、…