映画(一般)
2月はとりわけあっという間に過ぎてしまったので(当然)、全部まとめて。『横浜駅SF』柞刈湯葉 失礼ながら意外にもアイディア豊富で話のバランスも取れていて面白かった。ちなみに昨日も現実の横浜駅はまだ工事を続けていた(笑)。『誰がスティーヴィ・クライ…
年明けてから家での観賞を含め何本か観たので感想(たぶん今月はもう観ない観られない)。「君の名は。」(2016年) ようやく観た(パソコン視聴)。基本的にアニメは詳しくないのだが、古典的な入れ替わりテーマを定石を適度に外しつつテンポよく見せている手つき…
あけましておめでとうございます。 完全に備忘録となりましたが今年も月1ぐらいでは更新しますのでよろしくお願いいたします。さて映画の感想も定期的には書かなくなってしまったので、1年のまとめをベスト選びしつつ感想をかかなかった映画についても書いて…
劇場で観たのは1本のみ。なのでTVでやっていたものも一緒にまとめて。『お嬢さん』を劇場で観た。サラ・ウォーターズの19世紀ヴィクトリア朝時代ロンドンが舞台の歴史ミステリ『荊の城』(未読)を日本統治時代の朝鮮に置き換えた韓国映画、という製作過程に…
まだ3月も1週間あるが、たぶんこの2本で劇場で観た分は終わりそう。『ショコラ』実在の19世紀末の黒人道化師を元にした作品。白人の芸人とのコンビで一世を風靡する中で周囲の差別や二人の葛藤などが描かれる。ショコラを演じるオマール・シーは人懐っこい笑…
11月に劇場で観たのはこれだけ(今後劇場で観られるのは減りそうだなあ。なかなか時間がなくて) 原作漫画未読でなるべく前情報を入れずに観たが、かなりびっくりした。1944年戦局が悪化した呉市で一般の人が暮らす日常が描かれる。何度となくしかも小説・漫画…
CSなどで観た映画の備忘録「ワルキューレ」(2008年) 数多くヒトラー暗殺計画が実際あったようだが、これも実在の事件で結構きわどい(クーデター成功寸前)までいったといえるやつかな?監督はブライアン・シンガーなんだな(後から気づいた)。最後はどうしても…
これまでTVで観た映画も書いていたのが嘘のようにものぐさになり、気づいたら既に5月から観た映画についての記事を書いていないぞ。このままでは備忘録の機能も果たせないので慌てて箇条書き。「プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムス」 Prince急逝に伴う上…
随分間が空いてしまったが、2015年12月4日に行われた丸屋九兵衛さんのトークライブ「Q-B-CONTINUED vol.5」のまとめ。映画『007 スペクター』の公開日に行われた、007特集!平日金曜日の夜で007ファンはいったいどうするんだと思ったら既に日中に観てきたと…
同じ日に観たので。(しかし最近は2本観るとそれだけでぐったりしてしまうなあ・・・)『オデッセイ』 原作はアンディ・ウィアー『火星の人』(未読)。火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバル・ハードSFで原作も評判が良かったが、映画も面白かった。未読…
CSで観た映画。いつもの備忘録。 『ロジャー・ラビット』(1988年) 初見。いつの間にやら公開から30年近く経っている!時の流れオソロシ。さすがに実写とアニメ―ションの融合技術としては当時らしい限界は感じざるを得ない部分はあるがトータルとしてみれば…
例によって備忘録。 『TIME/タイム』(2011年) 誰もが25歳の姿で暮らすが貨幣の代わりに時間がやり取りされなくなると死んでしまう未来社会。富豪たちが不老長寿に近い生活を送る一方で貧しい人々は一日の命をやっとつなぐ。時間の充電がスマホっぽいそんな…
あんまり関連のない2本だけど、同じ日に観たので。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 これが7作目ということだが、ファンには御存知の通り一応元から9部作の構想で、公開順と話の時系列が違っていて、1977年に最初に公開された3作分が全体の4番目から6番…
まだ丸屋さんのQ-B-CONTINUED vol.5スペクター転覆計画のまとめができていないんだけど(そのうちやるつもり)、とりあえずスペクターは観てきた。 劇場ではダニエル・クレイグ版007は初めて。というか007自体劇場で観たことがないかもしれなくて、まああま…
さらに観てみた。『007 ドクター・ノオ』(1962年) 記念すべきシリーズ第1作目。いやーこれは面白かった。シリーズの重要な要素、南洋のリゾート、美女、原子力や核のイメージ、秘密基地、中国系悪役というオリエンタリズムなどなどその後に長く柱となる要…
さて引き続きちょっとずつ007ジェームズ・ボンド映画。 最新作『スペクター』公開ということもあり11/27にニコニコでやっていたWOWOWぷらすと「男だらけで007に愛を込めます」なかなか面白かった。「初期作はかなりユルいところがあるが、映画評論家なども00…
007ジェームス・ボンド映画、Q-B-CONTINUED vol.5のテーマなのだが割と観ていない・・・。というわけで映画50年以上にもなる長尺シリーズを幅広くおさえるのはとても無理にしても3本ほど観てみた。『ロシアより愛をこめて』(1963年) シリーズ第2作。ソ連情…
評判が高いので観てきたが予想以上に圧倒的な力を持つ作品だった。傑作。 原作はいわずと知れた名作(不勉強にも未読)。戦闘以前に夥しい餓死者を出したフィリピンのレイテ島の過酷な体験を小説化したものである。塚本晋也監督作品は『鉄男』しか観たことが…
いろいろ新作映画があるんだけど、ついつい古い映画観ちゃう。 渋谷シネマヴェーラで2本観た。 『アタラント号』(L'Atalante)(1934年) ジャン・ヴィゴ(Jean Vigo)監督、懐かしいな。大学に入学した時、フランス語の先生がシネフィルで(フランス語はものに…
いわゆるファミリー向け映画を2本観た感想。『ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム』(Shaun the Sheep Movie) NHKEテレで放送されているクレイアニメーション。牧場に住むちょっといたずら好きな羊のショーンが巻き起こすいろいろな騒動が描かれる…
『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(2009年) オーソン・ウェルズの舞台に参加することになった少年の青春が軽やかな30年代のスウィング・ジャズにのせて描かれる。予備知識なく観始めたが、よかった。オーソン・ウェルズのワンマンぶりをクリスチャン・マッ…
鎌倉で生活するようになって8年ほどになる。生粋の地元民ではなく実は熱心に歩き回る方でもないのだが、そこはそれさすがに地域のあれこれが分かるようにはなった。鎌倉の生活の期間はまだ10年も経っていないのだが、川崎や横浜で育ったので神奈川県での生活…
スライがファンクやロックを変えた革新的で偉大なミュージシャンであることに全く異論はないのだが、素晴らしい楽曲は短い期間に集中しており、近年のスライにあまり興味は覚えない(Funkadelicがらみの曲は悪くないが)。が、映画『スライ・ストーン』何やら…
もうすっかり終わっちゃってるけどさ(笑) (以下内容に触れているのにご注意)『シャイニング』(1980年) 公開当時劇場で観て以来、通してちゃんと観るのは2回目だと思う。当時はぼんやりと撮影の凝ったシーンが多いなあと思った程度だが、あらためて観る…
例によっていろいろ備忘録。『処女の生血』(1974年)2か月前に観てtweetしてたが、メモするの忘れてた。製作にアンディ・ウォーホル名がある(ググった感じだとあまり関与はしていない様子)。処女の生血でないと吐いてしまう吸血鬼ウド・キアの怪演ぶりが…
CSだったかなBSもあったかな。とにかく備忘録。『スタートレックⅡ カーンの逆襲』(1982年) レナード・ニモイ追悼で放送。これ2009年の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』とわざとオーヴァーラップさせてるみたいだね。詳しいファンだと細部が楽し…
<公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中imitationgame.gaga.ne.jp コンピュータの元となるチューリング・マシンの生みの親であり、人工知能か人間かを判断するテストのチューリングテスト…
順調に消化しています(笑)『2001年宇宙の旅』(1968年) 毎回感心させられるねえ猿の演技、というのはともかくとして。いわずとしれた映画史上に燦然と輝く名画、だがあらためてどんな内容かといえば割合説明しにくいような。人類の待ち受ける未来を科学技術の…
またまた備忘録。『サブウェイ123激突』 2009年。なんとなくCSザッピングして、デンゼル・ワシントンは好きな俳優なので観始めたらなかなか面白かったに指名されてしまうという話。ニューヨークで地下鉄ジャックが発生、地下鉄司令部の一介の職員である主人…
例によって備忘録(観た時期はバラバラ)。『ザ・フライ』 1986年の作品。もうそんなに経つのかあ。物質転送装置を発明した科学者の悲劇。観るのは3回目ぐらいかな。あらためて観ると理知的に構築された人物配置、肉体や五感を人工的に解析したような表現、雑…