異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2019年1月に観た映画など

「ど根性物語 銭の踊り」(1964年)(TV視聴)
 若かりし勝新がその腕っぷしと気っぷの良さから正義のための殺し屋(現代の必殺仕事人)として闇の組織にヘッドハントされるという、なんとノワールもの。とはいえ、闇の組織はあっさり親分ともめ始めるし勝新らしい人懐っこさもあったりややゆるめというかちょっと不思議な味わいの作品。マッドサイエンティスト風の船越英二やカラっとした魅力のヒロイン江利チエミがなかなかいい。
ノスタルジア」(1983年)(TV視聴).
 タルコフスキーのカメラワークすごいなとぼんやり観ていたら、あれなんか記憶と違う・・・。と思ったら、『サクリファイス』と混同していたことに気づいた・・・(集中力の低下酷し)。また観直さないとな・・・。
「処刑ライダー」(1986年)(TV視聴)
 チャーリー・シーン主演、タイトル通りのB級カー・アクション映画。適度なユルさで憎めなさがある。
満島ひかり×江戸川乱歩
 NHK-BS年末年始恒例、乱歩by満島ひかり(とはいえ第2弾は見逃していたなあ)。「お勢登場」「算盤が恋を語る話」「人でなしの恋」の3本。どれも面白かったが「人でなしの恋」がなかなか怖くて良かったな。「お勢登場」の変な選曲はそれほど笑えなかったが。
www.cinra.net
※追記 劇場で観た映画の記録忘れてた・・・。
イカリエ XB-1」(1963年)
2001年宇宙の旅」にも先駆けていたという伝説のチェコスロバキアSF映画。科学技術への期待と不安が混ざりつつ新しい映画を作ろうとする時代背景が感じられる内容だが、(今となっては)眩しい情熱がプリミティブな映像技術とあいまってどちらかといえば衝撃というよりチャーミングさが光る作品だった。
「DVドメスティック・バイオレンス」(2001年)
興味はあるがなかなか予定が合わなくて観ることができないフレデリック・ワイズマン映画。先日ようやく観たのが「エッセネ派」で悪くなかったが、やや短かったので今回ようやくフル体験した感じだ。なんというか、ワンコードで次第に盛り上がっていくファンクのような味わいで序盤は退屈に思えるんだけどだんだんいろんな細部がつながってグルーヴを生み出すようなところがある気がした。こうしたパターンだと長くならざるを得ないかなあ。まだ2本しか観てないけど。もうちょっと観ないといかんなあ。