異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

映画(一般)

映画『ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム』『インサイド・ヘッド』

いわゆるファミリー向け映画を2本観た感想。『ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム』(Shaun the Sheep Movie) NHKEテレで放送されているクレイアニメーション。牧場に住むちょっといたずら好きな羊のショーンが巻き起こすいろいろな騒動が描かれる…

TVで観た映画いろいろ(備忘録)『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』『日本一の断絶男』『サンダーボルト』『コールド マウンテン』『サンセット大通り』『ウェスタン』

『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(2009年) オーソン・ウェルズの舞台に参加することになった少年の青春が軽やかな30年代のスウィング・ジャズにのせて描かれる。予備知識なく観始めたが、よかった。オーソン・ウェルズのワンマンぶりをクリスチャン・マッ…

映画『海街diary』観た

鎌倉で生活するようになって8年ほどになる。生粋の地元民ではなく実は熱心に歩き回る方でもないのだが、そこはそれさすがに地域のあれこれが分かるようにはなった。鎌倉の生活の期間はまだ10年も経っていないのだが、川崎や横浜で育ったので神奈川県での生活…

映画『スライ・ストーン』

スライがファンクやロックを変えた革新的で偉大なミュージシャンであることに全く異論はないのだが、素晴らしい楽曲は短い期間に集中しており、近年のスライにあまり興味は覚えない(Funkadelicがらみの曲は悪くないが)。が、映画『スライ・ストーン』何やら…

イマジカBSキューブリック特集『シャイニング』『フルメタル・ジャケット』『アイズ ワイド シャット』

もうすっかり終わっちゃってるけどさ(笑) (以下内容に触れているのにご注意)『シャイニング』(1980年) 公開当時劇場で観て以来、通してちゃんと観るのは2回目だと思う。当時はぼんやりと撮影の凝ったシーンが多いなあと思った程度だが、あらためて観る…

TVで観た映画(備忘録)『処女の生血』『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』『宇宙人ポール』『インクレディブル・ハルク』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

例によっていろいろ備忘録。『処女の生血』(1974年)2か月前に観てtweetしてたが、メモするの忘れてた。製作にアンディ・ウォーホル名がある(ググった感じだとあまり関与はしていない様子)。処女の生血でないと吐いてしまう吸血鬼ウド・キアの怪演ぶりが…

TVで映画『スタートレックⅡ カーンの逆襲』『007死ぬのはやつらだ』『エスケープ・フロム・LA』

CSだったかなBSもあったかな。とにかく備忘録。『スタートレックⅡ カーンの逆襲』(1982年) レナード・ニモイ追悼で放送。これ2009年の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』とわざとオーヴァーラップさせてるみたいだね。詳しいファンだと細部が楽し…

映画『イミテーション・ゲーム』観た

<公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中imitationgame.gaga.ne.jp コンピュータの元となるチューリング・マシンの生みの親であり、人工知能か人間かを判断するテストのチューリングテスト…

イマジカBSキューブリック特集『2001年宇宙の旅』『時計しかけのオレンジ』『バリー・リンドン』

順調に消化しています(笑)『2001年宇宙の旅』(1968年) 毎回感心させられるねえ猿の演技、というのはともかくとして。いわずとしれた映画史上に燦然と輝く名画、だがあらためてどんな内容かといえば割合説明しにくいような。人類の待ち受ける未来を科学技術の…

CSで映画『サブウェイ123 激突』『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』『なくもんか』

またまた備忘録。『サブウェイ123激突』 2009年。なんとなくCSザッピングして、デンゼル・ワシントンは好きな俳優なので観始めたらなかなか面白かったに指名されてしまうという話。ニューヨークで地下鉄ジャックが発生、地下鉄司令部の一介の職員である主人…

CSで映画『ザ・フライ』『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』『フロム・ダスク・ティル・ドーン2』『ジャッカル』

例によって備忘録(観た時期はバラバラ)。『ザ・フライ』 1986年の作品。もうそんなに経つのかあ。物質転送装置を発明した科学者の悲劇。観るのは3回目ぐらいかな。あらためて観ると理知的に構築された人物配置、肉体や五感を人工的に解析したような表現、雑…

イマジカBSキューブリック特集『突撃』『ロリータ』『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

引き続いて観ているキューブリック特集。 時代順に放送されているが、この辺りになると自分の感じるキューブリックらしさがはっきり出ている。それは美意識に裏打ちされた空間描写、人間の根底に潜むエゴイズムや冷酷さを余すところなくクールな視点といった…

CSで映画『清須会議』『Seventh Code』

『清須会議』 三谷幸喜監督。2013年作。織田信長が暗殺され、その後継を決めることになった安土桃山時代の大きな節目となった会議を扱っている。戦国時代なのに戦闘というよりは個性的な人物たちの入り組んだ駆け引きの話としてユーモラスに描くというのは(…

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

映画も観た。原作の主要キャラクターの面白いところや下ネタなどちょっとエグみのあるネタを中心に商業映画としてOKな程度にソフィスティケートして分かりやすく組み直したといったところか。 (以下内容に触れますので映画未見・原作未読の方は御注意を) …

イマジカBSキューブリック特集『非情の罠』『現金に体を張れ』

今のところ全部観ているキューブリック特集。続き。 (一部内容に触れているので未見の方は御注意)『非情の罠』 1955年の作品。商業映画としてはこちらがデビュー作とのこと。キャリアの晩年にさしかかったボクサーがマフィアの情婦を救ったことから起こる…

渋谷UPLINKで『ホドロフスキーのDUNE』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』

渋谷UPLINKは昨年末に観逃した作品のアンコール上映をやっていて気になった映画館だったが、今回利用してみた。 小さいハコで椅子も持ち運べる簡易式のもので少々驚いたが(上記2本とも同じ場所だったがROOMというのかな。Xはどうなんだろう)、まあ上記2本…

イマジカBSキューブリック特集から『スパルタカス』『恐怖と欲望』

イマジカBSを観るようになったが、総力特集「キューブリック全部。」で長編全13作をやるようだ。未見の作品を中心に出来るだけ多く観ようかなあと思っている。『スパルタカス[復元版]』 1960年の作品。ローマ時代の剣闘士ということで背景の時代は違えど「…

渋谷シネマヴェーラで『ドクトル・マブゼ』を観てきた

渋谷シネマヴェーラで古い名作映画を上映しているが、名のみ知っていた『ドクトル・マブゼ』を観てきた。 ドクトル・マブゼというと80年代音楽育ちにはこれかな(ピーター・バラカンのポッパーズMTVでよく放送されていたな)。 Propaganda - Dr Mabuse - You…

大晦日に観た映画『愛の花』『オール・ザ・キングスメン』

あけましておめでとうございます。 今年も更新ペースゆっくりマイペースなままのブログですが、よろしくお願いします。大晦日は渋谷シネマヴェーラで古い名画を観てきた。とはいえ昔の名画を観るようになったのはここ数年で、予備知識なしで観ていることが多…

ありがとう、新橋文化

新橋の高架下にあった名画座新橋文化劇場が去る8月31日に閉館した。勤務先に近いこともあり、熱心な利用者ではなかったものの時々通った。特にここ1年ほどは(薄々気がついていたが閉館が決まっていたことも影響して)白黒映画など簡単には劇場で観られない渋…

アリ・フォルマン監督『戦場でワルツを』の感想(2009年のものを再掲)

『泰平ヨンの未来学会議』の映画化ということでマジで!と驚いたが、監督は『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン監督でなんのことはない未来会議のことも昔のブログに書いてあった・・・記憶力の衰えorz たまむすびのラジオも一部しか聞けなかったんだが実…

CSで映画『座頭市御用旅』

「森繁久彌が共演したシリーズ第23作。盗賊に襲われた母親に代わり、赤子を塩原へ届けることになった座頭市。しかし時を同じくして、札付きのヤクザ・鳴神の鉄五郎が塩原に乗り込んで来る。さらに市は母親殺しと十手持ちの藤兵衛殺しの嫌疑を掛けられ…。」 C…

映画『リオ・ブラボー』『座頭市と用心棒』

リオ・ブラボー [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2011/10/05メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログを見る「メキシコ国境近くの町、リオ・ブラボーを舞台に、悪に立ち向かうガンマンたちの活躍を描いた、巨匠ハワード・ホ…

映画『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』『花と果実』TV視聴

読書停滞ちう。TVで昭和の映画を2本観たので備忘録的に。『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』 たしかBSのどっかで放送。寅さん映画ちゃんと観るのは初めてだなあ。1984年シリーズ33作目。マドンナの風子は中原理恵。北海道を舞台に仕事の長続きしない美容師…

新橋文化でいろいろ観た

新橋文化に2週続けて行って、観てきた。『マンハント』 有難いことに新橋文化ではしばしばお目にかかるフリッツ・ラング、1941年の作品。第二次大戦直前、ヒトラー暗殺を企てとして追われる英語大尉。その裁判は開戦の口実にされる、ということで逃亡劇が繰…

CSで映画『新座頭市物語 折れた杖』

新座頭市物語 折れた杖【期間限定プライス版】 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2013/11/08メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る「偶然の事故で行きずりの老婆が死んだ。形見の三味線を娘に届けようと、市は銚子の花街を探しまわる。 しかし、…

<ビートニク映画祭>三回目は山形浩生トークショー

さて非常に楽しかったビートニク映画祭東京では本日で終了。 当ブログ主は昨日2回目の『キング・オブ・ザ・ビート』観て山形浩生氏のトークショー聞いて来た(お相手は金子遊氏)。まず映画をもう一度観た感想としてはケルアックの人生はなかなかに苦渋に満ち…

<ビートニク映画祭>再び

平日は仕事の一般人なので、3/23も行って3本(「キング・オブ・ザ・ビート」は昨日観たので4引く1)。 「スウィンギング・ロンドン 1&2」 なんと残念、この回は手違いで2の方は字幕なしがかかってしまったorz。こういうインタビュー系のものはニュース読みみ…

<ビートニク映画祭>行ってきた

<ビートニク映画祭>行ってきた。 当ブログ主は映画祭などへは小規模なものでも全く行ったことはなく、今回初めて。ビートニクにちょうど興味が出たこと、柳下毅一郎氏に山形浩生氏のトークショーがあること、ディランの「ノー・ディレクション・ホーム」「…

CSで映画『ゴッドファーザー』1~3 視聴メモ

CSムービープラスでシリーズ3作連夜で放送されていたので観た。言わずと知れたアメリカのイタリア系マフィア。 1、2は一度はTVで観てたかなー。いずれにしろきちんと観てはいないので初見に近い。さすがにオールタイムベスト上位に毎度位置するような映画で…