異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

第2回みんなのつぶやき文学賞に投票しました。あとこれまでのTwitter文学賞~みんなのつぶやき文学賞の投票内容

 ベストブック選びとかをしていると、過去のベスト投票のこととかを振り返ってみたくなる。
 当ブログ主だと森下一仁さんのSFガイドに毎年投票しているが、そういえばTwitter文学賞にも投票をしていた。
 現在は「みんなのつぶやき文学賞」に移行している。

twitter.comtbaward.jp
 前身であるTwitter文学賞は書評家の豊崎由美さんが発起人となって、2010年から2019年まで続いた。
 国内、海外共に1作を選んで投票、もちろん自由参加の企画。
 1作だからハードルが高くないのがいいよね。

ja.wikipedia.org
 今回も投票しました。マイクル・ビショップ『時の他に敵なし』、国内作品は棄権。
 

 たぶん初めから投票をしていたんじゃないかなと思うが、その時のアカウントがフォロワーの方々にスパムメールを送ったりするようなことになったので、すぐ変えてしまったんだよな。なので自分の記録が残念ながら第3回からのしかなく、そこは少々痛いのだが。
 まあとにかく、自ちょっと振り返ってみる(年は刊行年。つまり投票したのはその翌年2月ごろ。2020年作品つまり2021年投票分からは<みんなのつぶやき文学賞>)
2020年(第1回<みんなのつぶやき文学賞>)
投票 海外『ライフ・アフター・ライフ』ケイト・アトキンソン
   国内 投票せず
※受賞作 海外『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ
     国内『百年と一日』柴崎 友香
2019年(第10回)
投票 海外『息吹』テッド・チャン
   国内『黄金列車』佐藤亜紀
※受賞作 海外『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン
     国内『黄金列車』佐藤亜紀
2018年(第9回)
投票 海外『竜のグリオールに絵を描いた男』ルーシャス・シェパード
   国内『飛ぶ孔雀』山尾悠子
※受賞作 海外『最初の悪い男』ミランダ・ジュライ
     国内『ベルリンは晴れているか』深緑野分
2017年(第8回)
投票 海外『アンチクリストの誕生』レオ・ペルッツ
   国内『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀
※受賞作 海外『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド
     国内『チュベローズで待ってる』加藤シゲアキ
2016年(第7回)
投票 海外『ロデリック』ジョン・スラデック
   国内『 吸血鬼』佐藤亜紀
※受賞作 海外『すべての見えない光』アンソニー・ドーア
     国内『吸血鬼』佐藤亜紀
2015年(第6回)
投票 海外『クロックワーク・ロケット』グレッグ・イーガン
   国内 投票せず
※受賞作 海外『紙の動物園』ケン・リュウ
     国内『淵の王』舞城王太郎
2014年(第5回)
投票 海外『ピース』ジーン・ウルフ
   国内『新生』瀬名秀明
※受賞作 海外『愉楽』閻連科
     国内『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』 木下古栗
2013年(第4回)
投票 海外『夢幻諸島から』クリストファー・プリースト
   国内『皆勤の徒』酉島伝法
※受賞作 海外『HHhH――プラハ、1942年』ローラン・ビネ
     国内『スタッキング可能』松田青子
2012年(第3回)
投票 海外『青い脂』ウラジミール・ソローキン
   国内『屍者の帝国伊藤計劃×円城塔
※受賞作 海外『青い脂』ウラジーミル・ソローキン
     国内『本にだって雄と雌があります』小田雅久仁
2011年(第2回)
※受賞作 海外『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス
     国内『11 eleven』津原泰水
2010年(第1回)
※受賞作 海外『いちばんここに似合う人ミランダ・ジュライ
     国内『二人静盛田隆二

まあ読書数が少ないので、どうしても国内作品の棄権率が多くなってしまったな(今回もだが)。『地下鉄道』が受賞作だったのはなかなか意外だったな。ここには出ていないが、不勉強ながら割と最近知ってはまったケイト・アトキンソンが前から上位に入っていたり、自由参加なのに投票者のセンスが良いのが面白いよね。