異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

ブラック・ミュージック名盤選!”ルーツ"編(ジャズ・ブルース~R&B/ソウル~モータウン)

 2021年(もう2年以上前になるのか)に20世紀ロック名盤100を選び、楽しかった。またこういうものは関心が高いようで、当弱小ブログの中ではいまだにアクセスがある記事である。
funkenstein.hatenablog.com
 で、いつかブラック・ミュージックでもやってみたいなと思っていたのだが、少し考え始めて、ロックのようにはいかないことに気づいた。元々カテゴライズの問題があるが、そこは米国R&B~ソウル~ファンクを中心に周辺に範囲を拡大してというオーソドックスな歴史観でということで実はそんなに悩まなかった。
 むしろ問題は、アルバム単位で聴いた記憶がない名曲が結構多いということだ、これはあくまでも(自分がよく聴いている)1960~90年代くらいの音楽のイメージだが、ビジネスモデルがロックとは異なる面がある印象だ。さらには、当然その時代内でも変遷がある。
 また、元々がロックからブラック・ミュージックへと流れた犬なので、歴史観がないというか、どうもうまくまとめられない気もあったりする。
 さらにさらに、現在,は配信中心の世界になり、これまた名盤選的な意味があるかどうかも難しい。
 とはいえ、いちおう長くは音楽を聴いてきてもいて、ここらでロック100選みたいなことをやっておきたい気持ちはあって、やってみることにした。だが、前に書いた理由で、どちらかというとミュージシャン名を挙げるかたちのアルバム(ないしリスト)選となった。
 まず、自分の中で1970年を大きな節目とした。ファンク犬なので、ファンクがコアにある。ただし、直接的にはプリンスでありP-Funkなので、初期のJBとかになるとリアルタイム感が薄れる。その中で、JBの"Sex Machine"、パーラメントファンカデリックのファーストアルバム1970年をひとつの区切りとすると、それ以降のものが自分の時代のものと感じられるものが多いことに気づく。いわゆる<ニューソウル>の名盤も1970年以降ばかりだし、スライの”スタンド”は1969年だが”暴動”の方は1971年なので実は間にはまることになる。
 ということで、今回1970年以前を当ブログ的に"ルーツ"として名盤を選出することにした。
 ただし、遡って聴く感じだったのでベスト盤も多くなった。またシングル単位での名曲が多いジャンルで盤にこだわる必要性もあまりない気がして、(iTunes利用者であることもあり)”はじめての○○○○”が目立つことになり、そこもお許しを。ちなみに(好きでやってるから決まりもないのだが)、なんかの拍子で万が一にもこの記事で聴きたくなった人を考慮して、ベスト盤ではいい曲をある程度網羅しつつなるべく曲数は少なめの盤をチョイス。それから枚数にも特に一人のアーティストに多くは選ばないぐらいを目安にというゆるいルールで。
 さて今回は”ルーツ”編、まずは1969年以前は”ルーツ”という枠にぶち込んでしまった。ただ、ミュージシャン中心での選出で、ベスト盤やおすすめリスト頼みなので、結局いろんな時代の曲が含まれているのもご容赦を。まあ自分の印象で1970年以前から第一線で活躍していた自分基準の"ルーツ”的なミュージシャンというぐらいの大雑把な枠である。
 ルーツとなると音楽史観が重要になる。で、音楽史観については間違いなく<中村とうよう史観>にどっぷり浸かった時期があり、大きな影響を受けている。とうよう選曲のCDを沢山持っているし、オーディブックのシリーズ(知ってます?)まで結構買ってきたし、聴いてもきている。
故・中村とうようのレーベル:オーディブックが限定復活|リリースリスト|HMV&BOOKS online
 なのだが……、はっきりいって中村とうようのカヴァーするジャンルは広大でありまたその音楽史観は独特で、自分の中でいまだに位置づけができていない。ワールドワイドな音楽についての記録者・紹介者としてリスペクトはしているが、歴史的な位置づけは識者に委ねるしかないと思っており、今回は普通の入手可能、アプローチしやすいCD(やリスト)を中心に。
 ところで昔の音楽を楽しく聴くための意外に良いガイドが、ボブ・ディランのラジオ番組’Theme Time Radio Hour’である。
https://www.listennotes.com/podcasts/theme-time-radio-hour-archive-theme-time-FcTj6ZpSw3r/
 各回テーマに合わせた曲が流れる番組。CDもあるが、詩の朗読もあったり圧倒的に喋りと合わせた方が(さほど意味が取れなくても)面白い。podcastには(一部だが)雑談の情報まで書かれていたりするし。幅広くユニークな選曲と皮肉を交えたエピソードトークもまた多岐にわたり、音楽博士ディランの面目躍如といった感じだ。ホストがホストだけに、昔の曲も当然多いのだが、単に名曲集で聴くよりも様々な曲の中で聴くことで、曲の魅力が立体的に伝わってきて、記憶に残りやすい。ということで、ここでご紹介。2006-2009年に100回放送された番組だが、時流にもあまり流されることのない内容なので、是非一聴をおすすめしたい。
◎"ルーツ"①ジャズ・ブルース
 結局のところ、ジャズやブルースにはあまりはまらず全く詳しくない。まだまだ(死ぬまで)勉強中といった感じ。とはいうものの、さすがにこれまで多少はチェックをしたミュージシャンたちはあるのでいくよ。あと、こうしたミュージシャンの曲は、よくカヴァーされたりライヴで演奏されたりすることも多いので、ちょっと聴いておくとより音楽が楽しめるようになる。名曲は一回聴いただけで、ずっとお馴染みだった気分になることが結構あるからね。
Miles Davis

 マイルスは当然大きな存在であり、またキャリアが長く、ロックやポップ系のミュージシャンと積極的にコラボしていたので、昔から興味を引かれていた。またファッショナブルで強烈な存在感を放ち、まさしく<クール>なアーティストとして当時から別格な位置にあった気がする。ということもあって、元々音楽的にもカッコいいとは思っていて、いちおうこのboxは全部聴いたことがある。
 そしてそこからとりあえず2枚をチョイス。 まあミュージックマガジン育ちでは「オン・ザ・コーナー」になるのが自然かもしれないが、最近の気分としてはこの2つ。
Billie Holiday もちろんこの人も。これもたしかベスト曲集的な内容だったはず。なにはともあれ歌唱のインパクトが類を見ず、一音目からこの人独自の世界に引き込まれる。
Duke Ellington 昔のミュージックマガジンがCab Callowayを推していたような時期があったせいか、(全体に疎いジャズではあるが)モード系よりスウィング系の方が自分には身近に感じられる。こうした大御所中の大御所となると一般にベストアルバムの曲数が多くなるのはある意味自然な流れ。とはいえ、こうした記事を書くにあたって、偶然でもあるいはたった一人でも興味を持った人を想定し、なるべく曲数の少なめのものを選んだ。とはいえ、このくらいのジャズの偉人となるとある程度の曲数のベストにはなってしまう。
・Cab Calloway
Hi De Ho Man

Hi De Ho Man

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 歌って踊れる、マイケルの大先輩のようなレジェンド。映画「ブルース・ブラザース」でも大活躍で、この辺りの世代の映画ファンにも馴染み深い方だろう。ファンク的なスピード感が予見的だったと思う。
・Robert Johnson これもやはり押えておきたいところだろう。ロックファンにとっては、その源流ともいえる音楽だし(ちなみに古典的作品となると複数の盤がある場合も多いが、あくまでもちょっと興味を持ったという人を想定しているので安い方とかをリンクさせている)。
・Little Walter

 聴いてきた経験が多いわけではないけど、ブルースハープは好きで時々聴く。最初のきっかけはJ・ガイルズ・バンドのマジック・ディック。どこでリトル・ウォルターのことを知ったのか思い出せないが、とにかく大好き。愛聴してきたのはiTunesのこれ。"Flying Saucer"なんていう曲があるのもSFファンにはなんとなく嬉しい(笑)。録音のせいか時々、ダブのような浮遊感のあるエコーがあって、またそれもいいんだよね。詳しくはわからないのだが、このあたりの時代の特徴なのだろうか。詳しい方に聞いてみたい。
・Bobby "Blue" Bland
Here's The Man + 10 Bonus Tracks

Here's The Man + 10 Bonus Tracks

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 しばしば名盤選で見たジャケットだったが、数年前聴いて、カッコよさに圧倒された。"36-22-36"とか女性の体型の数字で、実にアホっぽい失礼な歌詞ではあるが、時代の限界ということで。


◎”ルーツ”②R&B/ソウル
Fats Domino

 ファッツ・ドミノはロックの殿堂入りをしているので、ロックに入れるべきなのかな。あとはR&Bというくくりなのかなあ。とにかく<ロック名盤100>の時は言及しなかったので、ここに入れておく。最初はチープ・トリックのあの”@武道館”のカヴァーで知って、その時は原曲はのんびりした感じなんだなぐらいの感想しか持ってなかった。しかしそれから何年も経って、最高にノリのよい曲ばかりの大ヒット・メイカーであることがわかった。ちなみにこのベストにも名曲”I'm Walking"が入っていて、上記のボブ・ディランのラジオ('Walking'の回)で、「ファッツ・ドミノの車が事故で壊れて歩いていたのがきっかけ」という話が出ていたが、どうもそれはヒットさせるための作り話ではないかという情報もあるみたいね。
Ben E. King
music.apple.com
 ”Stand By Me"は音楽ファン以外でも知っているぐらいの古典だが、最近ようやく(ホントにようやくだなあ)ベン・E・キングザ・ドリフターズ(日本じゃない方)時代から多くの名曲を歌っていたかを知って、聴かなきゃいけないなと感じている。ザ・ドリフターズの方もベンがからんでいない名曲がいろいろあるし。
Sam Cooke サム・クックも後世に大きな影響を与えたシンガー。必ずしも聴き込んできたとはいえないけど、ジャケット写真からも熱気が伝わってくる名ライヴを挙げておく。
Otis Redding オーティスもロックのカヴァーだとかブラック・ミュージックとロックの垣根が崩れていく時代の名シンガーであった。これまたあまりちゃんと聴いてきてはいないのだが、エモーショナルな歌唱には毎回心を揺さぶられる。サム・クックオーティス・レディングは短いキャリアがほんとうに残念。年を取ったらどんな音楽をやっていたのかなあ。
Aretha Franklin
music.apple.com
 中村とうようの影響と思われるが、ある時期までミュージックマガジン界隈は、アレサに冷たかったねえ。悪影響を受けてしまって(多感な中高生期だったから許して)、あまり聴いてなかったことを(これまた)遅ればせながら反省。歌唱・曲の内容そして存在感、やはりR&B/ソウルの女王だなあと思っている(自己顕示欲も相当だったみたいだけれども...)。アルバムのタイトルとしては”Young, Gifted And Black"がなんといっても最高なのだが、ここはいろいろな時期を網羅している、iTunesの”はじめての”で。この"はじめての”は手軽なのは大きな利点である一方、いったい選曲がどれくらいで変化していくのか、そもそも選曲基準が示されておらず、(曲数などCDに制約がない分)散漫に成ってはいないかなど、気になる点もいろいろある。
Ray Charles レイ・チャールズはポピュラリティがあり、ジャンルを越境しながら曲と人柄の親しみやすさで音楽史に足跡を残した。尖ったキャラクターではなかったことから、過去にはシリアス系の音楽メディアの扱いが薄めになることもあり、過去のミュージックマガジンなんかでも軽んじられていた印象がある。ロックでいえばクイーンみたいな感じかな。ただその一方で、ロックを特権化せず、古典芸能文化的なものを俯瞰してとらえ直すといった視点を重視していたミュージックマガジンでは、クイーンの(芸能的側面を踏まえての)再評価はいわゆる”硬派な”ロック雑誌よりはむしろ早かった気はしている。なので同じ雑誌でもジャンルによって違っていたりして、なかなか物事は一筋縄ではいかない。それはさておき、レイに関しては伝記映画と共に聴いたベストで魅力にようやく気づいた思い出があるので、その盤を(ついでの映画DVDに入れてしまおう)。ただなるべく現時点で入手可能なやつをなるべく選んでいる。
 
◎”ルーツ”③モータウン
さてここからはモータウン
 洋楽聴き始めの頃マイケルやダイアナ・ロスは既に聴いていても、音楽的なキイワードあるいは切り口としての「モータウン」を知ったのは、フィル・コリンズの”You Can't Hurry Love"(邦題:恋はあせらず)。なので、1982年で、ロックリスナー流れということもあって、音楽聴き始めから数年経っていて、最初からというわけでもないな。その後、単なるレーベルの名将を越え、キラキラウキウキのアゲアゲ(死語)ミュージックそしてシリアスな路線への変遷含め、ポピュラー音楽の歴史を大きく変えた一大潮流であることを知る。
 モータウンの楽曲の耳馴染みの良さ、楽曲の質の高さ(ブランド力ともいえる)は並外れていて、興味のある人はボックスセットを買ってしまうのも手だろうと思う。サブスクにもあるので流し聴きしてもいい。 で、個別のミュージシャンについても。1970年以前となると、どうしてもグループの印象が強い。ソロシンガーもいるのだが、1970年以降の仕事で聴いてしまう。なので、そちらは1970年以降の名盤選で。
・The Supremes
Gold

Gold

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 シュープリームスといえばダイアナ・ロスなのだが、当ブログ犬にとってはディスコ(正確にはディスコミュージック終焉を敏感に感じ取っての素早い対応がアルバム”Diana"ということなので(丸屋九兵衛トークで確認済み)この場合大きなくくりとしての"ディスコ”)は音楽ファンとしての原点(の一つ)でもあり、そこは同時代感覚がバッチリある。ということで、大いに迷ったが、今回の分類ではスプリームスとダイアナのソロは別扱いに。アレサ・が女王然としていたのに対し、ダイアナはキュートで都会的、今振り返ると圧倒的にオシャレな存在としてショウビズの世界を席巻、時代の空気の中で得難いスターだったのだと思う。
・Martha & The Vandellas 結構後になってからだが、こちらも凄いぞと気づいたのが、マーサ&ザ・ヴァンデラス。80年代ロック育ちにはヴァン・ヘイレンやミック&ボウイのカヴァーで有名な"Dancing In The Street”がお馴染みだけど、他にも聴いたことのあるノリノリの名曲ばかり。楽曲的には凌いでいるといってもいいんじゃないかなあ。キュートなシュープリームスよりパワフルでおきゃん(死語)な魅力があふれているのがこのグループ。
・Smokey Robinson & The Miracles モータウンの顔役といえば、スモーキー・ロビンソンも忘れてはならない。洋楽聴き始めの頃にソロで"Being With You"がヒットしていたが、ちょいゴツめのお顔(失礼!)でソフトなヴィブラートで歌う姿があまりにオトナの世界で、なんなんだこれはーというインパクトだけが残ったのを今でも思い出す。しかし"The Tracks Of My Tears"など歌詞において大きな影響力を与えてきたことなどを知るうちに、だんだんと聴くようになった。スモーキーは作詞・作曲家そして美しいファルセットのシンガーとして偉大だが、知的な洒落っ気やユーモアがあるのが特徴で、モータウンの音楽に奥行きを与えていたと思う。アルバム"Going To A Go-Go"、自分には”勉強した古典"っぽいところがあって愛聴盤とはいいづらいのだが、”The Tracks Of My Tears""Going To A Go-Go""Ooo Baby Baby"の冒頭3曲の並びがあまりに凄いのと、時代を感じさせるアルバムジャケットの素晴らしさで選出。ただ他にも名曲が目白押しなので、ベスト盤も。本当はこの辺りのグループ(の多く)には愛聴していたベスト盤があったんだけど、もう入手困難になっている。ベスト盤というのは寿命が短いんだな(よく考えたら当然なんだが、時代に合わせてどうとでも組み替えられるわけだし)。もちろんわざわざそんな盤を選ぶこともないので、結構迷う。で、一応ざっとはサブスクで聴いたベスト盤を選出している。ちなみに愛聴していたベスト盤はこれ。他のグループも同じような青緑のもの(見返すとcompact command performanceなんて呼び名もついてるから、レコードからCDへの移行期で盛んに出されていたのかな)。愛聴したし便利だったが、メンバーがイラストにしてあるのは肖像権料節約のためかもしれず、微妙な気持ちになるね。・The Temptations スモーキーがシンガーとしてまたソングライターとして、表裏両面でモータウンを支えていた人物とすると、男性グループの顔として長年牽引していたのがテンプテーションズというところだろう。スタイルも歌も最高な5人組、かつ60年代末になると社会派な楽曲で見事に時代に呼応してみせる。当ブログ犬には1985年のホール&オーツデヴィッド・ラフィン+エディ・ケンドリックスアポロシアター共演が記憶に残っている。これはブルーアイドソウル(白人系ミュージシャンがブラック・ミュージックに影響を強く受けているタイプの音楽。今ではこの言葉も基準が難しいところがあるせいかあまり使用されなくなった)のミュージシャンがブラック・ミュージックの聖地である劇場で共演する状況は、弟子が師匠に認められたシチュエーション。で、認める認めないとかをいいたのではなく、その時のブラック・ミュージック側の一つの”顔”だったのがテンプテーションズだということで、いかにシンボリックな存在であったかがわかる。より70年代に近い時期のアルバムを次回以降の名盤選に入れるかはまだ迷っているが、まずはベスト盤と名曲揃いの”スモーキーを歌う”を選んでおく。ここでもスモーキーなのであった。なお、変化の激しいポピュラー音楽の世界で驚くほど長い期間前線で活躍しているテンプテーションズ(まだ解散はしてなさそう!)であるが、その裏には厳しい選別による度重なるメンバーチェンジがあった。その辺りはこちらのサイトにまとまっている。
mikiki.tokyo.jp
 このmikiki、タワーレコードによるサイトだが、フリーなのに記事が充実していて大変ありがたい。曲はずっと聴いていたが恥ずかしながらテンプテーションズがこんなグループだったと今回初めて知った(苦笑)。
・Four Tops フォートップスを初めて知ったのは、コーエン兄弟の"ブラッド・シンプル”の最後に"It's The Same Old Song"(映画の日本公開は1987年らしい)。80年代ともなると、ビシッとしたスーツでお揃いのダンスを決めるコーラスグループというコンセプト自体が古めかしく感じられるようになっていた(ヒップホップの隆盛ははじまっていたが)。そんな中で、(ユーモア含みではあるが)ノワール映画で、60年代の甘く切ないモータウンサウンドが非常にアイロニカルに響いてこれはカッコいいなーと思ったのだ。で例の青緑のベストを買って、いい曲ばかり並んでいて、モータウンのグループではまず最初に贔屓になったのがこのフォートップス。エネルギッシュと甘さがマッチしてエヴァーグリーンな輝くを放っている。

 というわけでなんとか終了。本題である1970年以降の前に、いきなり苦戦した(大汗)。この後「1970年以降の名盤」、「このミュージシャンこの1曲(一発屋)」、あとは補足として少しだけ「近年の注目ミュージシャン」というのを書く予定だが、いきなり苦戦しているので先が思いやられている...。