10月にキュビスム展に行ってきた。
キュビズム、これまで強く興味を持ったことはなかったのだが、影響力が大きいため、どんどん有名画家の作品が並ぶ。
この辺り”プリミティヴィズム”(つまり当時のヨーロッパから見て”原始的”ととらえられていた)アフリカ美術もインパクトがあり、影響をあった理由も納得できた。
うまく撮れなかったけど、ソニア・ドローネーの絵画と散文詩がセットになった作品も面白かった。
ロシアでの潮流、立体未来主義の絵画もスピード感があって、当時の時代の空気が感じられて面白かった。
とにかく自分の様な浅ーい美術ファンでもお馴染みのアーティストが次から次へと。例えば、デュシャン兄弟に、ル・コルビュジエまで登場ですよ。キュビスムの影響力には驚くばかり。
周辺情報も充実。
例えば、喜劇役者が演じる「キュビスムにはまった画家」のショートフィルム。
身体を変形するという手法が1912年のノーベル賞の人-動物移植(アレクシス・カレル。血管移植を中心とした研究成果のよう)のイメージと重なって、揶揄された話とか。
キュビスムなど様々なスタイルの人たちの家を描いた風刺画。と賑やかにいろんな事が起こる様子がなかなか楽しい。
最後は津原泰水でお馴染み「バレエ・メカニック」!。100年近く前の映像イメージだけの作品ですが、形状や動きのパターンが非常に計算されていて、意外と飽きずに見られる。youtubeがあったのでリンク(長さが見たものと違っていたかな?いずれにしても大きい画面で見られたのでよかった)
キュビスム展、見どころが満載だし結構開催期間が長いので興味のある方は是非是非。