異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2021年5月に観たTVドラマやTV放送の映画など

 と、ベイスターズへの愚痴をこぼしてばかりだと、さらに体調が悪くなりそうなので、まだ5月は終わっていないが少し早めに観たTV放送の映画など備忘録。
池松壮亮✖️横溝正史 反省会(NHK-BS)
見直しもありつつ、メイキング座談会を視聴。いやー満島ひかりのシリーズといい、NHKのこの系列は最高。特にコンパクト犬神家の完成度の高さには舌を巻く。坂井真紀は非日常的なドラマで輝くよね。
・「キングコング」(2005)
予備知識なく観始めたが、なんと舞台は1930年代のニューヨークなのか!ということで、中盤のこれでもかというほどしつこい(苦笑)モンシターB級映画テイストあふれる特殊効果アクションも凄かったが、個人的にはニューヨーク映画としてのキングコング 、という流れを知ることができたのが発見。まあドラマ性や登場人物たちの人間関係は平板な印象、また冗長さもあり、全般としては水準作といったところだろう。
・「ガール&パンツァー 劇場版」(2015年)
 話題になっていたのは知っていたが結局観るまでに時間が経ってしまった。CSでやっていたので録画視聴。映像技術的にもう古くなっているところもあるかもしれないが、なるほどうるさ型のおじさんマニアたちが熱狂するのがわかった。当ブログ主は戦闘兵器感性が無であるが、予備知識ほとんど無しで観ても、沢山登場するキャラクターの色分けと大筋の青春ドラマの起伏が直ぐに把握できる。冒頭いきなり戦車のアクションシーンから始まりかつ終盤にもっと大きな見せ場を設けるのは、多くのアクション映画(たしかワイルドスピードあたりもそうだよね)の定石だし、ローカル性の取り込み方も巧みで笑いを誘う(当ブログ主が結構長い時期仕事で暮らした足利市地域で撮影された「わたしのグランパ」は近隣の市の撮影と組み合わせた架空の市になっていた。今から思えばその手法はオーソドックスであっても聖地巡礼的な観光誘致という点では、あまり機能しない手法であったような気もする。まあそれもまた上手くやらないと副作用も生じてしまうだろうし、外様の人間がとやかくいうようなことでもないが)。SFマガジンの特集などで、かなり周到に作られていることを確認。まあそうだろうねえという感じはしたが、それを幅広い層に伝える力があったということだろう。
ウルトラQNHK-BS)
 今まで観たことがなかったので、毎回、時代の価値観のギャップなど含めいろいろ感じながら観ている(既に文明批判的な要素は出ているものの、ところどころに隠せない素朴な文明肯定的な楽観主義や先進国優位的価値観とか)。のちのフジ隊員こと桜井浩子がレギュラーなのだが、黒部進が出てくるエピソードもあるんだね。セリフがあまりにも棒読みでびっくりしたが(笑)、演技力がある人たちの方が脇を固めるかたちになって名前が残りにくいのは皮肉なものだなとちょっと思った。