異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

7月に映画「少年と犬」を観たよ

 X(元TwitterといわれていたSNS)で上映されていると知り、検索したら神奈川でまだやっている幸運に恵まれ(すっかり情報に疎くなっています(笑)、7/8に滑り込み気味に観てきたので備忘録。
 ハーラン・エリスン原作のディストピアSFで、今回が日本初公開。いわゆるカルト映画。

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 そうか、作品の舞台は2024年でもう来年なのだねえ。
 正直なところ思ったよりちゃんとしっかり作られていたという感じ。冷戦時代らしい要素が当然あるが、原作(1969年発表)と映画(1975年公開)のタイムラグもあってか戯画的な面がより出ているかな(原作の記憶が曖昧だが…読み直さないとなあ)。地下世界は豊かだけど、高度に管理され、人々が洗脳されているという図式は現在にもつながるものがあるが、映像のセンスは「時計じかけのオレンジ」あたりを連想させ、ディストピアものにも制作される時代が反映されているのではないかとも思ったり。なにはともあれ、犬が毛足の長い可愛い系だったのがちょっと意外だったなあ(もっと痩せ型の野良犬タイプを想像していた)。調べて主演がドン・ジョンソンだったとしってびっくりした(映画に関しては予備知識ゼロに近かったので)。妙に牧歌的なテーマ曲もいい味出してた。

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