丸屋九兵衛さんはアクティブにオンラインイベントを更新されている。
ということでフォローし続けている(すべてではないが)。
・Soul Food Assassins vol.15 KICKS FOR KICKS!足もとを見て知るスニーカー史。NIKE、adidasからLI-NINGまで
スニーカーとブラックカルチャー、ビジネスが関わる分野について、これまで全く知らなかったあれこれを知るることができありがたかった。世の中にはまだまだ知らないことが沢山あるなあ。
・【殿下のようで殿下とちゃう!生誕祭前日に掘り返す「まるでプリンス!」の系譜】丸屋九兵衛 feat. 西寺郷太
当代屈指(個人的な見地からは随一といってもよい)の西寺郷太さんも参加しての、プリンスフォロワー研究イベント。これで一つのイベントになるぐらいフォロワー(あるいは関連者)いっぱいいるのよねえ。西寺さんの「実はプリンス(の他の人が真似できない)才能は作詞能力なのではないか」という指摘におおっ!と賛同する。やはり西寺さんは鋭い。
・Q-B-CONTINUED vol.38 LGBTQと『スター・トレック』。プライド・マンスに考える多様性のファイナル・フロンティア
スタトレのLGBTQに関してというこれぞ丸屋さんというイベント。以前DS9についてちょっと当ブログで触れたこともある、が、当然丸屋さんのスタトレ知識は無尽蔵なので聞いたことがない話も多く面白かった。人種問題に比べると少し対応が遅れ気味であったということやその原因もきちんと分析しているのが丸屋さんらしい。
・緊急企画【丸屋九兵衛 meets 町山智浩】7月4日にアメリカ映画を語る!
丸屋vs町山の映画よもやま話。町山さんは時差のためかなり眠そうであった(笑)。それでも内容は面白く、「人種差別がなかったかのように描写する」映画の問題点ということが意外と伝わっていないという重要な指摘があった(「昔の映画について人種差別的だと非難するときりがない。不毛である。」といった論点が的外れな反論だということを指摘している)。また町山さんによる黒人たちはboyやuncleと呼ばれ、成人男性とはみなされていなかったという指摘もまた興味深かった。先日オンデマンドで観た「ビール・ストリートの恋人たちから」(If Beale Street Could Talk)(2018)はJames Baldwin原作で70年代NYの黒人たちが差別に苦しみながら支え合う姿が描かれ、俳優陣の好演が心に残るビターな佳品だったが、これは自立しようとしても妨害や嫌がらせを受ける黒人青年の苦悩という見方もできるのかなと思った。
・【重金属の小部屋! 門外漢による門外漢のための、めくるめくメタル・ナイト】
80年代メタルで時間が止まり気味の当ブログ主だが、後追いメタルファンであるところの丸屋さんのメタル歴がこれまた自分との違いが興味深く感じられた。とはいえ80年代ものの選曲がいちいち納得でそれまた楽しかった。後半は多様性を意識してのミュージシャン紹介で、Phil Lynott周辺はもちょっと掘り下げていきたくなった。