異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

CSで映画『サブウェイ123 激突』『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』『なくもんか』

またまた備忘録。

サブウェイ123激突』
 2009年。なんとなくCSザッピングして、デンゼル・ワシントンは好きな俳優なので観始めたらなかなか面白かったに指名されてしまうという話。ニューヨークで地下鉄ジャックが発生、地下鉄司令部の一介の職員である主人公はなぜかテロリストに気に入られ交渉役に指名されてしまう。今回デンゼル・ワシントンは捜査官でも特殊技能を持つ人物でもないのだが、そこはそれやっぱり<頼りになるデンゼル・ワシントン映画>で適度に派手なアクションもありテンポよく手堅くまとまっていて、いい作品だと思う。なんとなく『デジャヴ』を連想したが、それもそのはず監督はトニー・スコットだった。あーそういえばギラギラしたところが・・・。伊藤計劃が高く評価をしていた記憶があるな。もうちょっと意識してこの監督の作品を観てみようかな。

『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』
 2011年。ローワン・アトキンソン演じるダメエージェント、ジョニー・イングリッシュを主人公とするシリーズの2作目。といっても1作目観ていない気がする。まあもちろんコメディ映画だからそんなことは問題なし。本作はモザンビークで大失敗を犯したジョニーがチベットで修行を行うところから始まり、5年経って英国に帰国すると英中首脳会談でやってくる中国の首相に対する暗殺計画を未然に食い止める指令を受ける。しかも、モザンビークでの彼の失敗もその暗殺団が関与していたらしいのだ。やっぱりいいねえローワン・アトキンソン。もちろんMr.ビーンが当たり役の人だが、あれは言葉を使わないので一種のパントマイム、体で全てを表現するわけだが、その卓越した表現力が発揮できる一番大事なシーン(終盤)でやってもらうんだけど代わりのきかない爆笑芸だったなあ。話もバランスが良かったし、王室ネタも英国らしい。

『なくもんか』
 2009年、宮藤官九郎脚本の映画。水田伸生監督は『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』でも監督をしていてどちらも宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演。この作品はお人好しの主人公が育ててもらった商店街でハムカツ屋を引き続いだが、そのお人好しぶりのために騒動が起こるといった人情喜劇の系譜にあるものかなあ。細かいエピソードが多少散漫に流れていてとっちらかった印象もあるが、阿部サダヲが走り回るドタバタぶりが楽しかった。沖縄ECOサミットという架空のイベントが出てくるんだが、ちょっとユルめの地球と白クマが一緒になったキャラクターが微妙な感じにいい出来で、一瞬実在かと勘違いしてしまった(笑)