- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: DVD
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録画していたものを視聴。
フランスが秘密裏に南洋で行った核実験を契機に怪獣たちが目覚め、アメリカに登場してしまうといった感じのお話。
トカゲの様な形ですばしっこいゴジラということでいろいろゴジラとして違和感を生じさせてしまったいわくつきの作品だが、単独で観ると割と出来は良い。後半ゴジラの子供が増えていくところとかいかにも『エイリアン2』でオリジナリティはないし、主人公の元カノの名を上げようとして騒動をややこしていくキャラクターが意外と最後に許されちゃういい加減さも気になるし、なんというか全体にチープな感じが漂う。しかしまあ序盤ゴジラの大きさを印象づけるクドイくらいの表現はいかにもハリウッド的ではあるが悪くないし、次から次とそれこそピョンピョン飛びまわるトカゲの様な展開も楽しい。
まあ身も蓋もないことをいえば、ゴジラの出自における人類の負の側面とか、怪獣同士の戦いをどう位置付けるか(ゴジラは人類の敵をやっつけてくれることもあるのでほっといていいのか、あるいは敵として真剣に対峙しないといけないのか)みたいな部分は重要なんだけどハリウッドとの相性はあまりいいものではないのかもしれないなあとも思った。