音楽(ロックなど)
ランキング参加中音楽 いつも豊富な情報量と明快なコメントで楽しませてくれ、またその持続力に敬服して止まないフモさんのブログ<メモリの藻屑、記憶領域のゴミ>。今回は20世紀古典ロック100枚(超個人的)ではないか。 globalhead.hatenadiary.com おおお…
相変わらず低調ですなあ。 『1984年に生まれて』郝景芳 一人称で著者自身を連想させるタイトルながら、語り手の軽雲は(多彩なキャリアの著書とは違い)より平凡な人物として設定されているなど、あくまで。様々な手法がとられ、著者の文学的センスが色濃く現…
・シリーズ江戸川乱歩短編集 - NHK NHKの満島ひかりの乱歩シリーズ、今回は少年探偵団もの。期待通り面白かった。アニメなど変化に富んだ映像表現も良かったが、特にキャスティングがツボ。仲本工事、坂井真紀など、こちらの年齢層をターゲットにしていたの…
諸般の事情で少なめ。 『黒魚都市』サム・J・ミラー 『2010年代海外SF傑作選』の「プログラム可能物質の時代における飢餓の未来」が面白く、NYのSF作家でゲイということで、ディレイニーの系譜と思い、こちらも読んでみたが少々予想していたものと違い、もう…
新年あけましておめでとうございます。少しでも良い明日が来ることを祈りつつ・・・ まずは昨年末の宿題をクリア。12月の丸屋さんオンラインイベント。基本的にリアルタイムで聞けないのと、あまり詳しくないこともあり、BTSイベント以外に参加。 ・【Q-B-CO…
ようやく近年のPrince再発・未発表曲リリースブームに追いついて、いろいろ聴き直しているのだが、個人的に最大の懸案事項だったPrince関連映画を配信で観た。 まずは(本当にようやくなので書き留めるのもホントは恥ずかしいが)「パープル・レイン」(1984)…
次にPrinceなど。 iTunesにはいろんなものがある。 最近びっくりしたのがTodd Rundgrenの狂った傑作アルバム"A Wizard a True Star"の全曲ライヴ。いやーこんなのあるんだ。 いつのライヴなのかはわからないけど、とにかくロック界の(一番その名にふさわし…
最近音楽系(まあもちろんポピュラー洋楽系になるが)のツイートをよくしていたので、備忘録としてまとめることにしました。 まずVan Halen関連。 Eddie Van Halenが亡くなったので、雑感を書いた。中高一貫校(男子校)だったので、当時ロックのアルバムを…
丸屋さんのオンラインイベントは以前聴いたものでも大幅にアップデートされていることが多いので聴き逃せない。 真夏の万物評論家スペシャルで公開されたものを(ディレイで)視聴。 ・Q-B-CONTINUED vol.11 REMIXED】サバクトビバッタだけじゃない!地球は…
丸屋九兵衛さんはアクティブにオンラインイベントを更新されている。 ということでフォローし続けている(すべてではないが)。 ・Soul Food Assassins vol.15 KICKS FOR KICKS!足もとを見て知るスニーカー史。NIKE、adidasからLI-NINGまで スニーカーとブラ…
ふと思い立ってルー・リードの伝記を読んでみた。 近年もう一度昔のロックを聴き直そうとぼんやり思っていたところもあるのだが、一つ大きな動機としてはThe CarsのリーダーRick Ocasekの死である。80年代に爆発的に売れRock and Roll Hall of Fameに入ったT…
『ペストの記憶』ダニエル・デフォー コロナウィルス蔓延の前から少しずつ読んでいたのだが、なかなか読み終わらず。ようやく読了。1665年にロンドンで発生したペストの被害について、その後数十年してデフォーが架空の語り手で記述した作品である(刊行は17…
以前からネットでおつきあいのあるトロ・ツァキさん(@snoowbaall)さんがZINEをだされたので購入し拝読。 https://twitter.com/snoowbaall/status/1241355658789662720?s=20 トロさん(と当ブログ主はお呼びしているが)のブログにしてもtwitterにしてもす…
≪火星三部作≫ キム・スタンリー・ロビンスン 長い時間かかったが1月にようやく読了。あらゆる科学・社会学・人間学もろもろを総動員して、シミュレーションを行った大作。非常に難易度の高い創作法ではあるが、そうした手法自体は初期のSFにも存在している。…
1960年代ブラジルの音楽を中心とした芸術運動トロピカリア(Tropicália)。1990年代のカエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)の再評価と共に知ったのだが、そのオリジナルの一員であるトン・ゼー(Tom Zé)がまさかの初来日。やや仕事場から遠いのだが10/…
Endrecheri(エンドリケリー)「Naralien」 予想以上のどFunkアルバム。Go-goを思わせる曲など世代的にツボなものがあるが、例えばI'm gonna show U how 2 FUNKにはGeorge Clintonのソロなんかのテイストがあるとこなどセンスがシブい。言葉遊びなどにもP-Fun…
7月はいろんなつまみ読みが多くて、雑感としても書けるのはこの程度 『愛なんてセックスの書き間違い』ハーラン・エリスン SFアイディアがない分、エリスンのエモーショナルな面がわかりやすく出ていて面白い。自信満々に見えたエリスンだが、解説にある「自…
ちょっと早いがそれなりにいろいろあったので今月まとめ。いつにもまして身辺雑記風。 学会で岡山に行ったので観光もしてきた。岡山ははじめて(実は母方の祖父祖母が岡山出身でルーツの一つなのだが、二人とも結婚してすぐ神奈川県の川崎市に引っ越したので…
「天才スピヴェット」L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet (2013年)(TV録画視聴) 『T・S・スピヴェット君 傑作集』はグラフィックが入りレイアウトなど趣向の凝らされた良質の作品であったが、その意匠を映画のフォーマットに巧みに援…
Eric Claptonというと大きな変化を続けてきたロックの世界でその時代時代に先駆けムーブメントをつくりながらしかもポピュラリティを獲得し続けた人物だが、その分なんとなく王道過ぎるようなところがあってちょっと当ブログ主は敬遠してきてこれまでライヴ…
『悪霊島』(1981年)(TV視聴) 1月に観ていた。再見だったが、結構話を忘れてたのでそのままミステリとしても楽しめた。鹿賀丈史は金田一耕助この映画だけなのね。世代的にCM何度も見てたせいか何度かやってたかなと思っていた。古いインプットは強いものが…
『セルジュ・ゲンズブール バンド・デシネで読むその人生と音楽と女たち』フランソワ・ダンベルトン shimirubon.jp『飛ぶ孔雀』山尾悠子 比類ない美しい文体、そして異世界の構築性という点で追随を許さない作家だが、これまで描かれる世界は西洋的な印象の…
『奪われた家/天国の扉』コルタサル コルタサルの「真の処女作」といわれる初期短編集。 「奪われた家」内面的には充足している兄妹で暮らす家に忍び寄る影。不安の描出が巧みで多様な解釈ができるわずか数頁の傑作。 「パリへ発った婦人宛ての手紙」『悪魔…
あけましておめでとうございます。 今年もまあこんなペースでやっていくつもりですが、よろしくお願いいたします。 「ボヘミアン・ラプソディ」観てからなんだかんだクイーン三昧。 同世代の旧友たちとの忘年会でも話題(実はそれほどみんなクイーンファンで…
というわけで後編は80年代のクイーンのアルバム紹介である。基本オリジナル・アルバムのまとめ。リアルタイムで体験したものを重視して、というのと正直全部は網羅できないということもある(苦笑)。調べはじめてソロ活動もかなりさかんな時期だと気づいた…
さて当ブログ主、熱心なクイーンファンとはとてもいえない。それどころかアルバムも通して聴いていないのが結構あった。しかし同時代で過ごした身としてはちょっと言及しておきたいところがある。まあ一応クイーンとロックリスナーとしての自分の距離感を示…
まだ9月少し日にちが残ってるけど。 9月8日<「アルジャーノンに花束を」の翻訳者が語る その半生と翻訳の魅力>というイベントに参加してきた。 www.asahiculture.jp 名翻訳家である小尾先生の半生が語られるということで、期待通り大変素晴らしい内容だっ…
4/9にStewart CopelandとAdrian BelewのバンドGizmodromeのライブ観た。一度はAdrian Belewを観ておきたかったので。さすが腕利きばかりで演奏は素晴らしく想像以上に良かった。彼らのオリジナルはStewart Copelandが中心になったPoliceないしAdrian Belewが…
もう9月ですか・・・。とりあえず備忘録。『解放されたフランケンシュタイン』ブライアン・オールディス 長年の読もうと思っていたが、ようやく読了。ストーリー的に軽いかな?と思ったところも荒俣宏解説ではきちんと解き明かされていてさすが。ただ個人的…
『黒檀』カプシチンスキ 長期間に渡りまた非常に広範囲に及ぶアフリカのルポルタージュ集。危険をおかすことも厭わず外からの視点を超え現地に踏み込み記録し得ぬものを記録しようとする情熱と筆力がすごい。残した作品が世界各地にも広がっていたことにも驚…