映画・TVドラマ(SF/ホラー/ファンタジー)
コロナによる自粛期間でも丸屋九兵衛さんは積極的にオンラインイベント敢行。 さすがである。 5/30に聞いたのは ・Q-B-CONTINUED vol.37 2パック、西郷どん、キム・ジョンナム。珍説・俗説・都市伝説で読み解く世界史 生存説の残るヒーローたちなどの話から…
「TH vol.82もの病みのヴィジョン」特選品レビューでテッド・チャン『息吹』について「不安は自由のめまい」を中心に書きました。本屋も閉じたりしている昨今ではありますが・・・よろしくお願いします! athird.cart.fc2.comwww.hayakawa-online.co.jp で、…
「マイマイ新子と千年の魔法」(2009年) 録画視聴。「この世界の片隅に」の片渕須直監督の、日常と非日常が重なる世界を巧みに描出する手腕がよくあらわれていて面白かった。 「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」「螺巌篇」(2008、2009年) 録画視聴。…
もう年内に読み終えられる本がなさそうなので。 『アメリカ怪談集』荒俣宏編 集中No.1は「牧師の黒いヴェール」。牧師が黒いヴェールで他人との間に障壁をつくってしまうというシンプルな話だけでなんでこんなに恐ろしいのか。原罪のイメージが重なられてい…
Endrecheri(エンドリケリー)「Naralien」 予想以上のどFunkアルバム。Go-goを思わせる曲など世代的にツボなものがあるが、例えばI'm gonna show U how 2 FUNKにはGeorge Clintonのソロなんかのテイストがあるとこなどセンスがシブい。言葉遊びなどにもP-Fun…
・「トルコ至宝展」@国立新美術館 終わるといけないので行ってきた。オスマン帝国外伝にはまったのでこれは見逃せません。スレイマンの衣服もあったねえ。宝飾品が何よりも豪華で素晴らしかったが現在のイメージとは違う細長いチューリップの花が必ずといっ…
「天才スピヴェット」L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet (2013年)(TV録画視聴) 『T・S・スピヴェット君 傑作集』はグラフィックが入りレイアウトなど趣向の凝らされた良質の作品であったが、その意匠を映画のフォーマットに巧みに援…
『恐怖の報酬』(Sorcerer)(1977年) William Friedkinのサスペンス映画ということで観に行ったが、実は1953年の作品Le Salaire de la peurのリメイクなのね。わけいありの男たちが高い報酬目当てにニトログリセリンの運搬を行うという筋立て自体がよい。…
「ど根性物語 銭の踊り」(1964年)(TV視聴) 若かりし勝新がその腕っぷしと気っぷの良さから正義のための殺し屋(現代の必殺仕事人)として闇の組織にヘッドハントされるという、なんとノワールもの。とはいえ、闇の組織はあっさり親分ともめ始めるし勝新ら…
そういえば11月あたりから観た映画をつけてなかった・・・。(「ボヘミアン・ラプソディ」<アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ>以外) 「メアリーの総て」(Mary Shelley)(2017年) メアリー・シェリー本人とフランケンシュタイン創作の話は、バイ…
『奪われた家/天国の扉』コルタサル コルタサルの「真の処女作」といわれる初期短編集。 「奪われた家」内面的には充足している兄妹で暮らす家に忍び寄る影。不安の描出が巧みで多様な解釈ができるわずか数頁の傑作。 「パリへ発った婦人宛ての手紙」『悪魔…
というわけで後編は80年代のクイーンのアルバム紹介である。基本オリジナル・アルバムのまとめ。リアルタイムで体験したものを重視して、というのと正直全部は網羅できないということもある(苦笑)。調べはじめてソロ活動もかなりさかんな時期だと気づいた…
ロブ=グリエ、識者の方々が言及していたので以前から気になる存在で2冊ほど読んでいた(『消しゴム』は面白かった)が、やはりよくわからないところもあってどうもはかりかねる作家という印象があった。映画を撮っていたことも不勉強ながら今回はじめて知っ…
「カメラを止めるな!」(2017年) これは正確には9月末に観た。判通りで非常に面白かった。芯となるアイディアの素晴らしさもさることながら、ディテールや俳優の個性など肉付けがしっかりしていてそのアイディアをより効果的にしているところが勝因。 「エ…
「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(Yankee Doodle Dandy)(1942年)(録画視聴) 大学生時代にシネフィルであった講師が絶賛していたが観るのは初めて。ど直球国威高揚映画で見事なまでに<正しい>人々ばかり出てくる映画で、さすがに今ではpolitically i…
まだ7月終わってないけどね(笑) 「宇宙からの脱出(原題:Marooned)」(1969)(TV視聴) 随分前に録画したもの。事故で宇宙船に取り残されたクルーたちの帰還を描くリアリスティックな宇宙もので「ゼロ・グラビティ(Gravity)」の先行作品といえる。こち…
4/9にStewart CopelandとAdrian BelewのバンドGizmodromeのライブ観た。一度はAdrian Belewを観ておきたかったので。さすが腕利きばかりで演奏は素晴らしく想像以上に良かった。彼らのオリジナルはStewart Copelandが中心になったPoliceないしAdrian Belewが…
とはいえ劇場で観たのは1本のみ。来週は観られないので備忘録。 劇場で観たのは 「ブラックパンサー」(2018年) 宣伝で知ってからアフロフューチャリズム好きとしては観たくてたまらなかったのだが、時間がなくてようやっと。内容は期待以上のもので大変素晴…
もう2月か・・・。読んだ本やイベントの話など。 『黒死病ーペストの中世史』ジョン・ケリー 14世紀のヨーロッパを席巻したペストの広がりを丹念に追った研究書。病原体の特定ができていない時代の大量死についての貴重な記録がまとめられていて発見が多い。…
年明けてから家での観賞を含め何本か観たので感想(たぶん今月はもう観ない観られない)。「君の名は。」(2016年) ようやく観た(パソコン視聴)。基本的にアニメは詳しくないのだが、古典的な入れ替わりテーマを定石を適度に外しつつテンポよく見せている手つき…
あけましておめでとうございます。 完全に備忘録となりましたが今年も月1ぐらいでは更新しますのでよろしくお願いいたします。さて映画の感想も定期的には書かなくなってしまったので、1年のまとめをベスト選びしつつ感想をかかなかった映画についても書いて…
劇場で観たのは1本のみ。なのでTVでやっていたものも一緒にまとめて。『お嬢さん』を劇場で観た。サラ・ウォーターズの19世紀ヴィクトリア朝時代ロンドンが舞台の歴史ミステリ『荊の城』(未読)を日本統治時代の朝鮮に置き換えた韓国映画、という製作過程に…
まだ3月も1週間あるが、たぶんこの2本で劇場で観た分は終わりそう。『ショコラ』実在の19世紀末の黒人道化師を元にした作品。白人の芸人とのコンビで一世を風靡する中で周囲の差別や二人の葛藤などが描かれる。ショコラを演じるオマール・シーは人懐っこい笑…
11月に劇場で観たのはこれだけ(今後劇場で観られるのは減りそうだなあ。なかなか時間がなくて) 原作漫画未読でなるべく前情報を入れずに観たが、かなりびっくりした。1944年戦局が悪化した呉市で一般の人が暮らす日常が描かれる。何度となくしかも小説・漫画…
CSなどで観た映画の備忘録「ワルキューレ」(2008年) 数多くヒトラー暗殺計画が実際あったようだが、これも実在の事件で結構きわどい(クーデター成功寸前)までいったといえるやつかな?監督はブライアン・シンガーなんだな(後から気づいた)。最後はどうしても…
これまでTVで観た映画も書いていたのが嘘のようにものぐさになり、気づいたら既に5月から観た映画についての記事を書いていないぞ。このままでは備忘録の機能も果たせないので慌てて箇条書き。「プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムス」 Prince急逝に伴う上…
同じ日に観たので。(しかし最近は2本観るとそれだけでぐったりしてしまうなあ・・・)『オデッセイ』 原作はアンディ・ウィアー『火星の人』(未読)。火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバル・ハードSFで原作も評判が良かったが、映画も面白かった。未読…
CSで観た映画。いつもの備忘録。 『ロジャー・ラビット』(1988年) 初見。いつの間にやら公開から30年近く経っている!時の流れオソロシ。さすがに実写とアニメ―ションの融合技術としては当時らしい限界は感じざるを得ない部分はあるがトータルとしてみれば…
例によって備忘録。 『TIME/タイム』(2011年) 誰もが25歳の姿で暮らすが貨幣の代わりに時間がやり取りされなくなると死んでしまう未来社会。富豪たちが不老長寿に近い生活を送る一方で貧しい人々は一日の命をやっとつなぐ。時間の充電がスマホっぽいそんな…
あんまり関連のない2本だけど、同じ日に観たので。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 これが7作目ということだが、ファンには御存知の通り一応元から9部作の構想で、公開順と話の時系列が違っていて、1977年に最初に公開された3作分が全体の4番目から6番…