異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『デスメタルアフリカ』

twitterなどで目にした時のタイトルのインパクトでどんな本かなあと思っているうちに評判もよいことを知り購入してみた。これはすごい本だよ。いろんな意味で強烈なインパクトがある。 1980年代のメタルぐらいしか聴いたことのない当ブログ主なので、本書で…

『ポー詩集』ポー

NHKカルチャーラジオ文学の世界でボブ・ディランの歌詞がテーマになった。本格的に解説したものを聞いたり読んだりするのは初めてで大変面白かった。ブルースとの関係や過去の詩人の影響などもよく分かりポピュラー音楽での歌詞の進化という視点でいろいろ知…

横浜スタジアムに行った

小学生の息子と横浜スタジアムに行った。 川崎に住んでいてよく父に連れられて川崎球場で大洋ホエールズの試合を見ていた僕が横浜に引っ越したのとほぼ同じ頃、ホエールズは横浜に移転して横浜大洋ホエールズになった。それ以来、自分にとっては特別なチーム…

『フランケンシュタインの精神史 シェリーから『屍者の帝国』へ』小野俊太郎

“200年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!鉄腕アトム、鉄人28号、人造人間キカイダーなどの国産の漫画、アニメを「怪…

『太陽黒点』山田風太郎

“昭和30年代後半の東京。才気に満ちた美貌の苦学生・鏑木明は、アルバイト先の屋敷で社長令嬢・多賀恵美子と出会い、偶然にも特権階級への足掛かりを手にする。献身的だが平凡な恋人・容子を捨て、明は金持ち連中への復讐を企て始める。それが全ての悲劇の序…

丸屋九兵衛トークライブ「Q-B-CONTINUED vol.3」今回のテーマは戦闘機!

またまた行って参りました丸屋九兵衛さんのトークライブ!前回の下北沢から今回は代官山に舞台を移しての開催。オシャレな代官山の会場だけにシアターサイバードはすっきりと洗練された印象。しかも前回より広く、スペシャルホストのサンキュータツオさん(…

『黒い破壊者(宇宙生命SF傑作選)』A・E・ヴァン・ヴォークト, R・F・ヤングほか著 中村融編

宇宙人でもなく宇宙怪物でもなく<宇宙生命>SF。ということで、ある意味SFの王道である侵略者タイプではなくユニークな生態がポイントとなる作品のアンソロジー。さすが百戦錬磨のアンソロジストである中村融さん、ひねりが効いている。(特に面白かったも…

『SF雑誌の歴史 パルプの饗宴』マイク・アシュリー

SFが好きで長い間読んでいるが、はまるきっかけとなったのは雑誌である。SFマガジンやSFアドベンチャーが本屋に並ぶの日を心待ちにした体験が何よりも読書の喜びの原点である。あと短篇小説好きなのでショートショートランド誌も大好きだったなあ。現在そう…