異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ゼンデギ』 グレッグ・イーガン

第一部2012年不安定な政治状況のイラン、取材を行う新聞記者の主人公マーティン。一方そんなイランからアメリカに亡命しゲーム会社<ゼンデギ>に努める科学者ナシム。そして第二部2027年、イラン女性と結婚し男の子の父親となったマーティン。一方ナシムら…

TVで観た映画いろいろ(備忘録)『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』『日本一の断絶男』『サンダーボルト』『コールド マウンテン』『サンセット大通り』『ウェスタン』

『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(2009年) オーソン・ウェルズの舞台に参加することになった少年の青春が軽やかな30年代のスウィング・ジャズにのせて描かれる。予備知識なく観始めたが、よかった。オーソン・ウェルズのワンマンぶりをクリスチャン・マッ…

TVで観たSF・ファンタジー映画いろいろ(備忘録)『アルゴ探検隊の大冒険』『SF巨大生物の島』『スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!』『スター・トレック ネメシス』『ダーク・シャドウ』

『アルゴ探検隊の大冒険』(1963年) 特撮で有名な巨匠ハリー・ハウゼンの映画の名作。冒頭欠けたけど観た。さすが名作で骸骨剣士もいいけど、質感のあるタロスやハーピーやトリトンのシーンなどよかった。黄金の羊毛がわかりやすく羊だったところにちょっと…

映画『ジェイムズ・ブラウン 最高の魂を持つ男』

書くのを忘れてた。 映画『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』 子供時代と成長してからが短い時間で何度も入れ替わる切れ味のよい中盤が、規格外れの男を自身のビートにシンクロして描かれカッコよかったな。スローもいいJBだが、センチメンタルとは違…

「ポピュラー音楽の世紀 中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」展を観てきた

武蔵野美術大学で行われている「ポピュラー音楽の世紀 中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」展を観てきた。ポピュラー音楽の世紀 | 武蔵野美術大学 美術館mauml.musabi.ac.jp 以前のブログで書いたことがあるが、当ブログ主は中…

『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・』フィリップ・ロス 『ユダヤ警官同盟』マイケル・シェイボン TV映画『ヒットラー』

ナチスのユダヤ人差別をテーマにした歴史改変ものを続けて読んでみた。 もしも第二次大戦時に元飛行士で反ユダヤ主義者リンドバーグが大統領になっていたら・・・。 7歳の少年の目線で差別にさらされる恐怖と家族・民族・国家を描く、ロス最高傑作とも評され…

『豊﨑由美アワー 第39回読んでいいとも!ガイブンの輪』( ゲスト西崎憲)に参加してきた

海外文学のトークショーとしてはすっかりお馴染みの‛よんとも’だが、参加するのははじめて(のはず)。今回は小説家・翻訳家で日本翻訳大賞の発起人ツイッターでもアクティヴに情報発信をされているお馴染み西崎憲さんがゲストで怪奇小説の話で西崎さんのオー…