異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん。いつか鎌倉の老人になる日まで。(単なる読書系ブログです)

丸屋九兵衛トークライブ「Q-B-CONTINUED」vol.2に参加したぞ!

 敬愛する丸屋九兵衛さん(プロフィールはこちら。キモオタ界最期の希望て(笑)の単独トークライブがこの「Q-B-CONTINUED」。よく御存知ない方はプロフィールをお読みになっても????となるだけだと思うが、なにしろ網羅する知識の範囲の幅広さそして視点のユニークさは類をみない。また仕込みネタの細かさと飄々としたユーモアの一方で見せる対象への愛情の強さと熱さ、もう当ブログ主いち押しの字義通りのタレント(才人)である。記念すべき一回目は個人的事情で泣く泣く参加を断念せざるを得なかったが、今回は参加したぞ~。今回のテーマはディズニーとな!ななんだってー。
 丸屋ワールドは古今東西さらには時空まで超えてしまうので内容を伝えるのは至難の業。京都伏見出身の丸屋さんにとってキツネの存在の大きさから始まり、ディズニーの戦略と江戸幕府クマのプーさんとタオ、ピーター・パンの二面性、フン族の王アッチラの勢力範囲などなどもうテンコ盛りでわーまとまらん。で個人的にざっくりポイント。
・ディズニーのイメージを形成しているのはクマのプーさんなど実はディズニー外に原作のあるもの。いわば譜代大名より外様大名の方が力がある。しかしディズニーはそれがいかにも自分のもののように見せるのが上手い。
クマのプーさんは中国人説があり「タオのプーさん」という本まである。丸屋さんはスペル間違いから黒人説を主張。
・ピーター・パンには<ピーター>の部分と<パン>の部分がある。<ピーター>とはマイケル・ジャクソンが象徴するような永遠の少年性、<パン>は牧羊神パンとしての神秘性。
・映画「ムーラン」は史実に基づいているが、ディズニー改変ではフン族に襲撃されている人々の話となってしまっている。原作は6世紀の頃に遡るといわれているが、ヨーロッパに侵攻していたフン族が同時期に侵攻するのは不可能。襲撃していたのは突厥と思われる。

 個人的にはフン族の王アッチラからカリプソシンガーAtilla the Hunの話題が出たのがツボ(ディランのラジオでかかってたから知ってたのよ~)。ただトーク一時間はいかにも短過ぎ!牧羊神パンからディレイニーの話になる予定だったみたいだしそれが聞きたかったよう(悲)。

あっ、ちなみに丸屋さんはディズニーを客観的にとらえていて、低賃金労働をさせていることや(よく知られている)権利関係に非常にうるさいエピソードもいろいろ披露していたよ。

 まあそれにしても神出鬼没の活動でなかなかファンとしてもフォローするのが難しいお方だけにトークライブが定期的に行われるとすれば朗報だ。また行きたいぞよ。

 (カテゴリーをどこにおさめたらよいか決まらなかったのでカテゴリー「丸屋九兵衛」をつくった(笑)