異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん

映画『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』『花と果実』TV視聴

 読書停滞ちう。TVで昭和の映画を2本観たので備忘録的に。

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』 
 たしかBSのどっかで放送。寅さん映画ちゃんと観るのは初めてだなあ。1984年シリーズ33作目。マドンナの風子は中原理恵。北海道を舞台に仕事の長続きしない美容師の風子()を力づけようとする寅さん。影のある中原理恵とサーカスのバイク乗り芸人役の渡瀬恒彦がなかなかいい感じだと思ったんだけど、こういう暗めのテイストはどうも珍しいみたいだね(まあ結局はハッピーエンドになるのだが)。なんとなく評判も良くないようだが所々面白い場面もある。前半部分で意気投合した寅さんと風子が旅館で飲んでいると妻に逃げられ絶望した会社員佐藤B作が相部屋なる。で奥さんを居所をつきとめて寅さんと風子に励まされその家に行くんだが、男二人と女一人で向かうところは『幸せの黄色いハンカチ』のセルフパロディだと思うんだよね。で、高倉健じゃなくて佐藤B作だからやっぱり冴えないことになるわけでちょっとキツいジョークだけど気が効いてる。あとラストで唐突な熊騒動が起こってとってつけたようなんだけど、なんか楽しい。中原理恵はバラエティもこなせて歌も演技も出来たわけだが、その後はあまり目立たなくなってしまったね。

『花と果実』
 チャンネルNECO石坂洋次郎原作、杉良太郎和泉雅子が主演、1967年の青春映画。ザッピングで偶然、杉さまが大学生役なのを見かけへえと思い観始めたが、結構面白かった。杉さまはどうやらまだ出始めで時代劇と並行してこうした現代劇もやっていたようで試行錯誤中だったのかな。なかなか貴重。若い頃の和泉雅子は今だとちょっと岩崎ひろみ似かな。スリムで目鼻立ちのはっきりした快活な美人である。二人が後に時代劇スターと冒険家になるのだから人生分からないよなあ(笑)。杉さまを誘惑する有閑マダム役に小山明子、モデルでほんの少し山本リンダが出ていたりする。いかにも古い青春映画な映像表現やら会話が出てくるのだが、時代の空気感なのかさほど不自然には感じられないのが不思議。当時の若者は憧れていた雰囲気が感じられるし、ファッション・風景・文化など興味深い。序盤ちょっと百合っぽいところもあるのでそちら方面の方も要チェックだ(笑)