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異色もん。

ドラえもん、もやしもん、くまもんに続く第四のもん

CSでTV視聴『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』

「南海の孤島を舞台にした怪獣映画。秘密結社「赤イ竹」の基地である南海の孤島に漂着した4人の若者は、怪獣エビラを使い「赤イ竹」を倒そうとするが…。出演は宝田明水野久美ほか。」

 行方不明になった兄を探す青年と大学生らと金庫破りの男が同乗したヨットが難破、南海の孤島レッチ島に流れ着くが、その島は悪の秘密結社「赤イ竹」が支配する島だった。

 この「赤イ竹」が南洋の島で核兵器を製造したりしているのは核実験のメタファーだったりするのかもしれない。一方「赤イ竹」はモスラがいるインファント島の住民を誘拐し強制労働させているということで、またモスラを呼び出す音楽やお祈りが始まるわけだが、こうした南洋文化の表現は今でこそステレオタイプな表現が問題に感じられるものの、この当時にはよく見られ、なんらかのブームや憧憬がこの時代にあったんではないかとおぼろげに思い出す。そのマーティン・デニーの偽南洋音楽のような文化のルーツはどこにあるのかなあ、などと思いながら観ていた。
 

 話自体は手堅いゴジラシリーズらしいものでとびぬけた出来ではないものの、冒頭の大学生の描写の青春映画っぽい要素や金庫破りによるスパイアクション風味がちょっと加わっているのが興味深い。宝田明平田昭彦田崎潤水野久美とこうした映画でお馴染みのメンツで安定して楽しみが得られる。