「東宝特撮史上最強、宇宙怪獣キングギドラが初めてその勇姿を現した記念碑的作品。地球の平和を守る三大怪獣ゴジラ、ラドン、モスラと凶悪宇宙怪獣の大決戦!」
録画して観た。1964年作。
ゴジラ特集を日本映画専門チャンネルでやってるが、『モスラ対ゴジラ』見逃してつながりは分かってなかったが、モスラは基本的に人類の味方なのね。キングギドラがこの作品で初めて登場する、ということで思ってたより登場は(シリーズ内で)早くないのな。予言能力を持つ記憶を失ったらしき王女を狙う一味の目的がもう一つ分かりづらいのとキングギドラをやつけるためにゴジラとラドンの協力を仰ぐ交渉役をモスラに一任してしまうなどユルさがのぞくものの怪獣のシーンはさすがの迫力で十分楽しめる(モスラの説得がうまくいかない様子を見て「交渉は決裂か~」と他人事のようにのたまう志村喬演じる塚本博士の投げやり感が素敵)。とりあえず長年の神奈川県民としては昔のマリンタワーが倒されてたのが嬉しい(笑)。全体にザ・ピーナッツがかなりフィーチャーされてるのねー。あと悪役のサングラスの男は森繁和コーチソックリだな(笑)
誤解に満ちた異国趣味・描写は現代では出来ないものだが、それも含めて嗚呼昭和の懐かしきパスタイムよ。